ソフトバンクGの投資先が連続破綻
#291
こんにちは、チャーリーです!
日本企業で過去最も利益をあげた企業を知っていますか??
日本企業だとやっぱりトヨタでしょ! 時期的にはバブルの時?とかいろいろ意見が出そうですが、日本企業で最も利益を出した企業はソフトバンクグループです!
しかも時期は2020年度(2020年4月~2021年3月)なんです。
純利益は4兆9880億円!!
この金額は世界全体で見ても3番目に多い利益になりそうなんです。
なんでソフトバンクグループはこんなに業績がいいかというと、「投資で成功した」からです!
ソフトバンクグループの決算発表の内容を見ると、投資利益で7兆5290億円の利益を上げています。
ちなみにソフトバンクグループと携帯電話のソフトバンクは違う会社なので注意してください。
ソフトバンクグループは持ち株会社です。
傘下は以下の会社があります。
これでもまだ一部の傘下企業しか載せていません。
携帯電話のソフトバンクは傘下企業の1つということです。
上記した通り、2020年度のソフトバンクグループは投資利益を7兆5290億円もあげて絶好調でしたが、その投資先が連続して破綻しています。
1社目:グリーンシル・キャピタル社(2021年3月8日に経営破綻)
2社目:カテラ社(2021年6月6日に経営破綻)
今回はこのことから何が学べるのかを考えていきたいと思います。
※ 孫正義会長の運用がうまいとか、下手とかそういうことではないです。
「この投資手法は真似できない」ということです!
ソフトバンクグループは、赤字企業でも将来性があり、将来上場する見込みがある企業に主に投資します。
考え方は10社に投資して、その内7社が失敗しても残りの3社の利益で大きく利益を稼ぐというやり方です!このやり方の根底にあるのは投資先の未上場会社が将来上場するときに莫大な利益を獲得するというものです。
IPO(新規上場)ありきの投資手法だと思います。
※ 未上場会社に投資していた人は、未上場会社が上場するときに莫大な利益を得ることができます。
たった数年で何十倍の利益をあげようと思ったらすでに上場している企業に投資するよりも、将来上場見込みがありそうな未上場会社に投資した方が効率がいいです。
この時点で真似できません!
個人投資家が未上場会社に投資することは物凄くハードルが高いし、将来上場見込みがある会社を青田買いできるだけの情報を持っていません。
でも個人投資家はこのソフトバンクグループの真似ごとみたいな投資をしているのが事実としてあります。
未上場会社ではないけど、赤字企業でも技術力があり、将来大きく伸びそうな企業に投資しがちです。
例えば…
電気自動車:テスラ(去年まで赤字)
ライドシェア:ウーバー
音楽配信:スポティファイ
菜食主義者向けの人工肉を製造している:ビヨンド・ミート
SNSのスナップショットの運営会社:スナップ
仮想通貨:ビットコイン
こういう銘柄に投資をして儲かった人はほんのわずかだと思います。
しかも儲かり続けた人は、私の予想だと全体の1%いるかいないかだと思います。
整理すると…
情報量・資金力に限りがある個人投資家がヘッジファンドを含めた機関投資家や、他の個人投資家、AI(人工知能を使って運用)を出し抜いで利益を取り続けることは至難の業です!
心理学の「レイク・ウォビゴン効果」のことを認識していれば投資スタイルが大きく変わってくると思います。興味がある人は調べてみてください。