ロボプロはどうなのか??
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こんにちは、チャーリーです!
この前知り合いからBSテレビ東京の「マネーのまなび」という番組でAIが運用する「ロボプロ」のことをやっていたので気になっているという話を聞きました。
知り合いは、AIが運用するんだから人間が運用するよりも運用成績が良くなるはずだという考えです。
私がAIが運用しても市場平均には勝ててないと思いますよと言うと、番組では市場平均よりもパフォーマンスがいいと言っていたとのことです。
そこで今回のブログでは「ロボプロ」について調べてみたいと思います。
そもそも「ロボプロ」って何??って思っていると思います。
その時私も初めて知りました。
ロボプロのホームページを見てます。
正式名称は「FOLIO ROBO PRO」みたいです。
以下の画像はすべてロボプロのホームページから引用しています。
ホームページはこちら
ロボプロがどんなものかというと…
と書いてあります。
最大のポイントは“AIを活用した“というところだと思います。
AIが何をしてくれるのかというと…
金融市場の先を読むために使っているデータは40以上あるみたいです。
このようにAIを活用することで3つのことが期待できると書いてあります。
1、景気循環の予測
2、危機の事前予測
3、金融市場の予測
さらにAIが定期的に学習をおこなうことで、運用の改善を目指しています。
このように書いてあります。
2020年1月15日から運用がスタートしたロボプロのパフォーマンスはどうなんでしょうか??
約3年1ヶ月間の運用成績は+42.50%らしいです。
比較している指標の中では確かに一番パフォーマンスが高いです!
※ 円建てでのパフォーマンス
ただ、これを見ていろいろ思うところがあります。
・市場平均ってTOPIX(東証株価指数)のこと??
・円建てで+42.50%ってすごいのか??
ちなみに投資先はこんな感じです。
この投資比率でなんでTOPIX(東証株価指数)と比べるの??
そんな疑問が単純に湧いてきます。
明らかに米国株式、新興国株式、金の割合が大きいのに…
それなのになんでTOPIX(日本株)と比べるのか…
ということで、S&P500と全世界株式のパフォーマンスを調べてみたいと思います。
S&P500:eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
全世界株式:eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
※ オルカンと言われている商品です。
2020年1月15日~2023年2月28日
・S&P500
12,260円→ 19,213円
上昇率:+56.71%上昇
・全世界株式
11,916円→ 17,131円
上昇率:+43.76%上昇
ロボプロの+42.50%と比べてどうですか??
これがAI運用の力です。
経済を予測するとか、先読みすること自体に意味がないのでは…
これは3年1ヶ月間のパフォーマンスなので、今後はAIが運用した方がパフォーマンスが良くなるよって思う人はロボプロに投資を任せてもいいと思いますが、個人的には絶対しないです。
整理すると…
やっぱり先読みして他人を出し抜く投資行動には限界があるんだと思います。
前回のブログのバフェットの言葉を思い出してください。
愚かなことをせず、とんでもなく馬鹿なことをせず、賢いことをしなければ投資はうまく可能性が高いんです。