検証:平均への回帰

#362

こんにちは、チャーリーです!

以前のブログ(投資で失敗する人の特徴)の中で野球の事例を使って「平均への回帰」という話を書きましたが、その記事の最後にそもそもEPS(1株あたりの利益)を調べようがない投資信託・ETFは投資で失敗する確率が高くなると言いました。

 

それは判断材料である平均(実力)がわからないので、直近の運用成績が良い商品を買ってしまうからです(高くなったあとに買ってしまう)。

高値で買うのはいけないこととわかっていても、今が適正価格なのかの判断ができないのでどうしても直近の運用成績が良い商品を買わざるを得ないんです。

わざわざ適正価格なのかどうかもわからないのに直近の運用成績が悪い商品を割安だと思って買いにいける人はいないと思います。

 

 

そこで今回は、株式も本当に「平均へ回帰」するのかを調べてみたいと思います。

株式の場合、「平均への回帰」はEPS(1株あたりの利益)の増加率に株価が連動しているのか??と同じことだと思います。

 

うまく伝えられませんが、EPS(実力)よりも、一時的に著しく株価の上昇率が高かったとしても結局はEPSの増加率まで回帰してくるということです。

→ 実力以上(実力以下)に長い間、株価は推移しないということ。

 

 

今回検証するのは以下の銘柄です。

1999年からのEPSと株価を調べていきます。

コストコ

ムーディーズ

ヤムブランズ

プロクター&ギャンブル

 

まずはコストコから調べてみます。

   

    

EPS(1株あたりの利益)と株価は単年で見ると、連動しているようには見えませんが、少し長い目で見るとEPSの増加率と株価の上昇率がほぼ同じになっているのがわかると思います。

一番下に書いてある平均を見ればほぼ同じになっているのがわかります。

これが「平均への回帰」です!

 

 

次はムーディーズ

 

 

これも21年間のEPSの増加率と株価の上昇率を比べると、似たり寄ったりです。

 

 

ヤムブランズ

 

 

ヤムブランズは上記2銘柄とは逆で、今はEPSの増加率の平均よりも株価上昇の平均の方が上回っているので、今は株価が買われ過ぎているため、株価が下がるか、EPSが株価に見合うようになるまで、株価が横ばいで推移するかすると思います。

そのことも「平均への回帰」です!

 

 

最後にプロクター&ギャンブル

 

 

 

 

今回のブログは正直わかりづらかったと思います…

言いたかったことは、株価は最終的にはEPSの増加率に連動するということです。

それこそが「平均への回帰」と言いたかったんです。

 

 

整理すると…

今回検証したように株式でも自然の摂理として「平均への回帰」が起こります!

冒頭でも言いましたが、そもそも平均がわからないものには投資しない方がいいと思います。平均がわからない商品に投資している人の心境は、突き詰めれば「直近の運用成績がいいので今後も上がってくれると思う」とか「上がるはずだ」という期待をしているだけだと思います。

うまくいっている時はそれでもいいですが、自分が想定していなかった運用成績になった時にどうしていいのか判断が全くできなくなります。

自分の大事なお金を運に任せるのならそれでもいいですが…

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