増収ではなく、増益に注目すべき
#613
こんにちは、チャーリーです!
昨日のブログ(EV市場で変調が起きている!?)にも通じるところはありますが、投資先を選ぶ上で注目すべき指標は「増収ではなく、増益」です!
増収:売上高が伸びること
増益:純利益が伸びること
個人投資家の9割が最終的には損している理由の1つに、このことが挙げられると思います。
ほぼ皆無と言っていいくらい純利益のことは気にせず、規模が拡大しているかどうかだけに注目しています。
規模が拡大するというのは売上高が伸びているということと同じです!
投資に限らず、実生活においても全く同じことが言えます。
会社経営者と聞けば「年商いくらくらいかな??」と気にしたり想像したりする人が多いです。
多いですじゃなくて、90%くらいの人がそうだと思います。
経営者も「弊社は年商100億円なんです!(ドヤ)」って感じになりますよね。
冷静に考えてください。
年商=売上高のことなんです。
年商100億円でも赤字の企業だとどう思いますか??
見方が変わってきますよね?
このように実生活においても売上高しか気にしていないんです。
※ 個人だと年収が売上高に該当します。
それが普通になっているので投資先を選ぶ上でも売上高しか気にしないんだと思います。
個人ベースに置き換えると、年収1000万円の人が派手な生活をして結局お金が全く残らないパターンはよくあります。
そういう人にお金を貸せますか??
※ 厳密にはお金を貸すことと、出資(投資)することは違いますが、わかりやすく言っています。
年収300万円でも無駄なことにお金を使わず、毎月10万円のお金が残る人だとどっちにお金を貸したいですか??
収入-(生活費+その他費用)=残るお金
企業でいうと
売上高-(経費+その他費用)=利益
収入がいくら多くても出ていくお金が多かったら意味がないことがわかると思います。
このことが、昨日のブログ(EV市場で変調が起きている!?)で書いたように、電気自動車(以下:EV)は今後間違いなく主流になるけど、投資先の対象には入らないということです。
EVが主流になるので、EV専業メーカーの売上高は間違いなく伸びます。
ただ、ライバル企業が多すぎて、競争が激化すればするほど、最終的には価格競争になる可能性が高いです。
そうなれば利益が出にくくなります。
違う例でいうと…
メルカリ、出前館などがまさしくこのパターンです。
メルカリ
出前館
メルカリにしても出前館にしても電気自動車にしても売上高が伸びている(規模が拡大している)のでチャンスだと思って投資すると資産を失うことになりかねません。
整理すると…
個人投資家の多くがなぜか売上高に注目して投資しがちです。
今回はそのことは間違いだということを言いたくて書きました。
出前館でいうと、2021年8月では年商289億円で2020年8月から2.8倍も増収になっているのでスゲーってなるのではなく、218億円の赤字企業且つ、赤字額は5.2倍に増えていることに注目すべきだと思います。
規模が拡大している(=売上高が伸びている)と聞くとすごく耳心地がいいので、ついつい投資したくなる気持ちもわかりますが、典型的な失敗するパターンなので気を付けてください。
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