2022年6月:米小売売上高
#619
こんにちは、チャーリーです!
6月の米消費者物価指数(CPI)が前年同期比で9.1%上昇したことで景気動向・株式見通しに対して不安に思っている人が多いと思います。
前年同期比9.1%の伸び率は1981年11月以来となる40年7ヶ月ぶりです。
今回はその不安が少しは取り除ける内容を書いていきたいと思います。
2022年7月15日に米商務省国勢調査局が「2022年6月の米小売売上高」を発表しました。
歴史的な高インフレで小売売上高はどう推移しているんでしょうか??
発表された内容は以下の通りです。
・2022年6月の小売売上高:6,805億9100万ドル
→ 前月比1.00%増加
前月からは1.00%伸びていますが、BMOキャピタル・マーケッツのグアティエリ氏は「高い水準にある貯蓄や賃金の増加に支えられ、米家計の支出額はこれまでとほぼ同程度になっているが、これは概ね物価上昇に伴うものであり、実際に購入が増えているわけではない」という趣旨のレポートを出しました。
このレポートを額面通り受け取ると、物価が上がったので小売売上高が伸びたが、実質は増えているわけではないとのことです。
これを聞くと益々不安になるかもしれませんが、安心するためにはもっと大局で物事を見ればいいんです!
米商務省国勢調査局のホームページには1992年1月~2022年6月までの米小売売上高が載っているので、歴史的推移を見たらすごく安心できると思います。
アメリカの小売売上高は歴史的にずっと右肩上がりになっているのが一目瞭然でわかります。
リーマンショック、コロナ流行の時は一時的に減少していますが、それも現時点から振り返って見ると大したことないことがわかります。
リーマンショック当時、コロナ大流行当時はこれからどうなるんだろうって今以上に不安に思っていたと思います。
それでも時間と共に回復して、その後はまた今までと変わらず右肩上がりに増え続けているんです。
ハッキリ言って今回も同じことです!
歴史的な右肩上がりが変調することはありません。
なぜ言い切れるかというと…
少し前のブログ(世界人口の最新予測:2022年)で書きましたが、世界人口、アメリカ人口は増え続けるからです。
人口が増えるとそれに伴って自然と消費が増えます!
どうしても不安な人は再度1992年1月からの米小売売上高の推移を見たあとに、過去ブログ(世界人口の最新予測:2022年)を見てみてください。
不安になる必要がないことがわかると思います。
最後にコロナ前の2019年からの米小売売上高の実際の金額推移を載せて終わりにします。
整理すると…
今回みたいに不安になってどうしようもない時、みんながパニックになっている時は大局で物事を見るようにしたら心が落ち着きやすいです。
これはピーター・リンチ氏が実践していたことらしいです。
少しは不安な気持ちが和らぎましたか??
あとは今発表されている決算発表の内容をちゃんとチェックすれば大丈夫だと思います。