2022年5月の米国の消費状況
#596
こんにちは、チャーリーです!
2022年5月の米消費者物価指数(CPI)が前年同期比で+8.6%という超がつくほどのインフレ(物価高)になっています。
CPIが前年同期比+8.6%になるのは1981年12月以来となる40年5ヵ月ぶりなので、歴史的にも滅多にない水準なんです。
こういう状況になると心配になるのが「個人消費」です!
一般的に考えるとこれだけインフレ(物価高)になると消費が落ち込むのが自然だと思います。
ただ、新聞やニュースではアメリカの個人消費は旺盛だということをよく目にします。
今回はこの個人消費の状況を書いていきたいと思います。
2022年5月の消費状況がマスターカードのプレスリリースに載っていたので引用していきます。
そのプレスリリースはこちら
表はグーグル先生でも翻訳してくれないので、同じ内容の表を作りました。
まずは2022年5月のアメリカの小売売上高の状況を見てみます。
具体的に何ドル消費されたとは書いてなかったですが、消費者物価指数(CPI)が40年5ヵ月ぶりの歴史的高水準になっているにも関わらず、2021年比でもコロナ前の2019年比でも2桁成長しています。
次はセクター別の2022年5月の売上高を見てみます。
セクター別で見ても好調なことがよくわかります。
どのセクターを見てもインフレの影響が出ているようには感じないです。
上記の2つの表は2022年5月の実績でしたが、今度は予測を見てください。
この予測はマスターカードが立てた予測です。
下記の予測がなぜ7月中旬~9月第1月曜日のレイバーデー(労働者の日)までの期間かというと…
アメリカは9月から新学期が始まるので、その時の消費を見るためです。
インフレの影響が効いてきたからかどうかはわかりませんが、自動車を除く小売全体では2021年比で+7.5%にしか増えていません。
「7.5%しか増えていない」って私が完全にマヒしているだけだと思います。
冷静に考えると40年5ヵ月ぶりの歴史的な高インフレになっているのに、消費が増えていること自体がスゴイことです!
消費が伸びているということは当然、小売企業の業績も伸びているということになります。
且つクレジットカードの利用額もそれだけ増えているということなので、ビザ・マスターカードの業績も上向くことが予想されます。
テレビのニュースやネットニュースを見ると、悲観的なことばかり報道するし、株価も下がってばかりいるので悲観的になっている人も多いと思います。
それは不安を煽るニュースに振り回されているだけなので気を付けてください。
実際はアメリカの消費はインフレで落ち込むどころか伸びていることをよーく覚えておいてください。
勝手に悲観的になって金の卵を産むガチョウを殺さないようにしましょう!
※ 詳細は(ガチョウを殺してはいけない!)を参照してください。
整理すると…
マスターカードの調査によると、40年5ヵ月ぶりの歴史的な高インフレになっているにも関わらず2022年5月の小売売上高は2桁成長しています。
しかも、2022年7月中旬~9月第1月曜日までの小売売上高も7.5%伸びるという予測でした。
本文の最後にも書きましたが、悲観的なニュースに振り回されて金の卵を産むガチョウを殺さないようにしましょう!!
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