インフレに強い企業とは

#503

こんにちは、チャーリーです!

インフレの影響でついにガソリン価格がすごいことになってきました。

東京都の平均レギュラー価格が165.9円になりました。

ちなみに全国でレギュラー価格が一番高い都道府県は高知県で179.1円です。

 

原油価格の推移を見てみます。

 

コロナ以降は上昇基調が続いています。

 

 

こういうインフレ時に強い企業とはどんな企業でしょうか??

バフェットの言葉を借りると、インフレに強い企業は「値上げできる企業」です!

 

代表的な業界でいうと、「食品業界」「エネルギー業界」

この2つに共通しているのは生活必需品ということです。

 

上記では、「値上げできる企業」と書きましたが、もう少し踏み込んで書くと「値上げしても消費者の購買意欲が落ちない」ことが重要になります!

※ 値上げすると消費者が離れていく企業ではダメです。

 

「値上げしても消費者が買い続けてくれるかどうかは、ブランド力が左右します。

このブランド力こそがバフェットがいうところの「堀」になります。

「堀」とは競争優位性のことを言います。

 

この「堀」が深ければ深いほど競争優位性が高いということなります。

今みたいにインフレという難敵に攻められても価格転嫁することで売上高を維持できますし、競合他社が価格競争や模倣品でシェアを奪いにきてもビクともしないです。

※ コストコ・アップルなどが良い例

 

少し脱線しますが…

1614年に起きた大坂冬の陣が終わったときに、徳川側が大阪城の堀を勝手にすべて埋め立てたことで、難攻不落の大阪城が攻め落とされました。

深い堀と高い城壁があればライバル会社がシェアを奪おうと躍起になってもシェアを奪われることはないです。

 

 

こうやって改めてインフレに強い企業ってことを考えなおすと、バフェットの凄さが際立ちます!

バフェットはこのインフレを見越して、エネルギー業界への投資を加速していました。

石油大手のシェブロン、日本の5大商社への投資がまさしくそれです。

 

石油大手シェブロン

インフレが加速しても、全体が軟調に推移しても上がっています。

 

次は商社株の推移を見てみます。

商社大手の三井物産

こちらもシェブロン同様上がっています。

しかも商社の歴史上、過去一番の純利益が今期出る可能性が大です!

これこそが資源高・エネルギー高の恩恵です。

 

バフェットはこういうインフレ・エネルギー高を予想して、誰も石油株や商社株に見向きもしていかった時期に買っていたんです。

すごい!

 

 

整理すると…

バフェットが昔から言っている通り、インフレに強い企業は「値上げできる企業」=「競争優位性を持っている企業」ということになります。

当然、バフェットがそういう企業を好んで投資していたので、バフェットが会長を務めるバークシャーハサウェイ株も堅調に推移しています。

本文にも書きましたが、アップルやコストコ、ビザ、S&Pグローバルなども競争優位性を持った企業です。

2

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です