第一弾:積み立て投資は有利なのか??

#328

こんにちは、チャーリーです!

今ネットニュースとかYouTubeとかの投資に関する話で、S&P500を積み立て投資するのが一番!!というのが人気化してきています。

これはS&P500を時間分散の効果を使いながら積み立て投資できるからです。

 

 

そこでそれが本当なのか検証してみたいと思います。

私のブログも含めて、他の人の意見を無条件に信じて投資するのは良くないし、失敗する確率が上がるので調べてみます。

 

今回検証するのは、「積み立て投資は本当に効率がいいのか??」です!

※ ちなみに投資対象に関しては、個人的には過去に取り上げた個別銘柄であればS&P500より遥かに効率がと思っています。実際チャーリー自身、S&P500には投資していません。

 

検証する条件

積み立て投資の場合

・過去20年間(240ヵ月)、毎月S&P500の積み立て投資を行う

・積み立て金額は1万円(為替・手数料は考慮していません)

・買い付けるタイミングは月初

→ 比較する投資手法は一気買いです(240ヵ月分:240万円)。

 

 

検証する前になぜ今回このことを検証しようと思ったかというと…

過去ブログ(2021.06.30 定期買付の状況)の中で、積み立て投資の唯一の弱点「右肩上がりにずっと上がり続けている銘柄には不利」と気付いたからです!

気になる人は(2021.06.30 定期買付の状況)を見てみてください。

 

 

それでは検証していきます。

まずは過去20年間のS&P500の推移を見てください。

 

このチャートにはリーマンショックとコロナ下落しか載せていませんが、その他にもいろいろな経済的困難があったにも関わらず、3.55倍になっているのはやっぱりすごいです!

※ 同時多発テロ、イラク戦争、SARS(サーズ)、ギリシャショック、チャイナショックなど。

 

 

このS&P500に毎月1万円ずつ積み立て投資をするとどうなるのか??

20年間(240ヵ月)の積み立て投資額:2,400,000円。

20年後の最終資産:7,025,434円

利益:+4,625,434円

ここまでは文句なしの結果です!

 

 

それでは、積み立て投資を始めた2001年8月に240万円分を一度に全てS&P500に投資していたらどうなったのかを見てみます。

!!!

なんということでしょう(劇的ビフォーアフターのナレーション風)

一度に一気に投資したら最終資産が8,528,388円になってます!

積み立て投資の場合の最終資産:7,025,434円

一度に一気買いの場合の最終資産:8,528,388円

その差:1,502,954円(一気買いの方が多い)

 

 

正直誰がこんな結果を想像したでしょうか??

私自身も、もしかしたらと思って検証しただけなのに…ビックリです!

 

ちなみに「2000年1月に積み立て投資を始めた場合」「2000年1月に一度に一気買いした場合」も計算してみました。

※ 2000年1月はITバブルのほぼピーク時なので一気買いにとってはかなり不利な条件です(高値で買うことになるので)。

21年間と半年の積み立て投資の最終資産:7,626,377円

一度に一気買いの場合の最終資産:7,587,285円

その差:39,092円(積み立て投資の方が多い)

 

 

整理すると…

半信半疑の中、計算してみましたが凄い結果になってしまいました。

やっぱり積み立て投資の最大の弱点は、右肩上がりの銘柄には不向きということです!

S&P500に投資をしようと思っていて、お金に余裕がある人は時間分散なんか考えずに一度に一気買いして、あとは買ったことを忘れるのが一番ということがわかりました。

S&P500を積み立て投資をすべきパターンは以下の場合です。

“iDeCo(イデコ)” とか “つみたてNISA”など一気買いができない投資

・まとまったお金がない人

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