フェイスブックが「リール」を全世界で提供開始

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こんにちは、チャーリーです!

2022年2月2日にメタが2021年度の決算発表があった後からメタに対しては悪いニュースしか流れていませんでしたが、やっと前向きなニュースが入ってきました。

 

それはフェイスブックが「リール機能」を全世界150ヵ国以上で提供開始するというニュースです。

リール機能とは…

最大60秒の縦動画の投稿・視聴ができる機能です。

※ 今人気のTikTokをイメージすればいいです。

 

音が出るので注意してください。

動画引用元:メタ・プラットフォームズ(旧フェイスブック)のホームページ

この「リール」はフェイスブックでは2021年9月にアメリカでリリースされていましたが、それを全世界(150ヵ国以上)に拡大します。

インスタでは2020年8月からリール機能が追加されています。

 

 

なぜ、こういう展開になったかというと…

メタの2021年度決算の中で投資家の投資意欲を減退させた理由の1つであるデイリーアクティブユーザー数が100万人減ったことがすごく関係してきます。

 

改めてフェイスブック単体のデイリーアクティブユーザー数の推移を見てみたいと思います。

※ デイリーアクティブユーザー数とは、毎日フェイスブックを利用する人数のこと。

全体で100万人減っていることがわかります。

アクティブユーザー数が減少したのはフェイスブック史上初めてのことだったので悪い意味でインパクトが大きかったんです。

 

地域別に見ると、減っている地域は「アメリカ・カナダ」「その他地域」ということがわかります。

「アメリカ・カナダ」の減少は今回が初めてではなく、過去にも減ったことがあるのであんまり気にしなくてもいいと思いますが、大の問題は「その他地域」が減少していることです。

「その他地域」は今まではずっと増加傾向だったにも関わらず、急に減少しています。

 

これは10代の利用者がTikTokに奪われたことは言うまでもありません。

この事実にメスを入れるために、10代に人気の短尺動画機能(リール)を全世界(150ヵ国以上)で提供することにしたんです。

メタによると、フェイスブックでもインスタグラムでもユーザーが費やす時間の半分を動画が占めているので、リール機能は最も成長が著しいコンテンツらしいです。

 

ただ、良いことばかりではありません。

24時間後に自動で動画が消滅する「ストーリーズ」や「フィード」と比べるとメタに入ってくる広告単価が低くなるみたいです。

 

一時的には広告収入は減るかもしれませんが、アクティブユーザー数をTikTokなどから取り戻さないことには、広告主も広告を出そうとしなくなるので致し方ないことです。

ちなみにこのことによる、広告収入の減少はすでにメタ自身が発表した2022年第1四半期に反映されています。

 

 

整理すると…

私がメタに投資しているのでどうしてもメタに肩入れをするような記事内容になってしまいますが、メタは今回のリール機能を全世界150ヵ国以上で提供するなど、この難局面を乗り越えられると思います。

過去にもパソコンからモバイル(スマホ)への移行や、スナップチャットのストーリーが流行ったときなど、こういう難局面を何度も乗り越えてきた実績はもちろんのこと、それに加えて資金力があります。

現金・現金同等物が168億6500万ドル(約1兆8551億円)もあり、しかも有利子負債(借金)がゼロです。

引き続きメタに関して新しいニュースが出てきたら紹介していきたいと思います。

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