株価が上昇し続けているリクルートHD…

#347

こんにちは、チャーリーです!

リクルートHDが時価総額10兆円を超えたという記事を見たので、今回はリクルートHDについて調べてみたいと思います。

※ 時価総額=株価✕株数で求められます。

 

ちなみに時価総額10兆円がどれくらいすごかというと…

日本企業で時価総額10兆円を超えている企業は6社しかないんです。

※ 2021年8月13日の終値ベース

1位:トヨタ自動車(32.52兆円)

2位:キーエンス(15.66兆円)

3位:ソニー(14.08兆円)

4位:ソフトバンクG(11.45兆円)

5位:日本電信電話(11.36兆円)

6位:リクルートHD(10.77兆円)

 

 

まずは、リクルートHDの上場来の株価推移を見てください。

リクルートHDは2014年10月16日に上場しました。

    

同じ期間の日経平均株価の上昇率と比べると、上昇率の凄さがわかると思います。

 

リクルートはなぜこんなに大きく上昇しているかというと…

「海外の売上高がどんどん伸びている」からです!

 

リクルートの売上高の推移を見ると年々右肩上がりになっていることがわかります。

 

 

次に国内外の売上高の推移を見てください。

 

  

上場前の2011年度は、海外の売上高が300億円しかなかったのが、2020年度には1兆520億円まで増えています。

海外売上高が35倍になっているんです!

海外売上高比率も年々増えていることがわかります。

 

 

日本国内は少子高齢化で労働人口が減っているので、リクルートのように海外での売上高を増やさないとなかなか業績を伸ばすのは厳しいです。

これは、過去に取り上げた「ファーストリテイリング(ユニクロ)」「ユニチャーム」「キッコーマン」と全く同じです!

 

念のため、この3銘柄の株価推移も載せておきます。

 

じゃーなんでリクルートHDは海外での売上高を伸ばすことができたのかが疑問に思えてきます。

その答えは、「海外企業を買収」しまくったからです!!

 

買収一覧

リクルートHDの有価証券報告書から調べました。

有価証券報告書はこちら

・2010年7月:アメリカの人材派遣会社のThe CSI Companies, Incを約28億円で買収

・2011年10月:アメリカの人材派遣会社のStaffmark Groupを約240億円で買収

・2011年12月:アメリカとオランダで人材派遣事業を展開している、Advantage Resourcingを約330億円で買収

・2012年10月:アメリカでオンライン求⼈情報専⾨検索サイトを運営するIndeed, Inc.を約1300億円で買収

・2015年1月:オーストラリアの人材派遣会社のPeoplebank Australia Ltdを約67億円で買収

・2015年4月:オーストラリアの人材派遣会社のChandler Macleod Group Limitedを約283億円で買収

・2016年6月:欧州における大手人材派遣会社のUSG People Holdings B.V.(現 RGF Staffing B.V.)を約1885億円で買収

・2018年6月:アメリカでオンライン求⼈広告及び企業情報サイトを運営するGlassdoor, Inc.を約1300億円で買収

 

上記のように積極的に海外企業を買収して、海外展開を図っています。

こうやって海外での売上高をどんどん伸ばしていっているんです!

 

 

整理すると…

日本人投資家は株価は重力に勝てないと思っている人が多いと思いますが、リクルートHDのように人口が増え続けている海外での売上高を伸ばし続けている企業の株価は、今後もデコボコしながら上昇を続けていく可能性が高いです。

改めてリクルートHDの海外企業の買収を調べたらすごかったです!

こんなに海外企業を積極的に買収している企業は日本企業にはほぼ存在しないと思います。しかも、買収が成功しているって…

イメージだけで言うと、他には日本電産くらいですかね…

機会があれば日本電産も調べてみたいと思います。

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