2021年10月-12月期 決算発表:リクルートHD

#500
こんにちは、チャーリーです!
私の日本株のオススメ銘柄の1つであるリクルートHDが2022年2月14日に2021年度第3四半期決算の発表を行いました。
リクルートHDはオススメ銘柄にも関わらず、2021年11月に発表された第2四半期決算以降、株価がどんどん下がっています。
今回の決算発表後も前日比12.4%も下落してしまいましたので、何が起こっているのかを調べていきたいと思います。
まずは株価推移から見ていきます。
去年の11月からこれだけ下がっても、過去約5年間で3.0倍になっています。
2017年1月4日~2022年2月21日
・リクルートHD
1,546.7円→ 4,643円(200%上昇)
・日経平均株価
19,594.16円→ 26,910.87円(37.3%上昇)
日経平均株価と比べると上昇率の高さがよりわかります。
さっそく業績を調べていきたいと思います。
以下の表はすべてリクルートHDの有価証券報告書と四半期報告書から数字を抜粋して作成しています。
有価証券報告書と四半期報告書はこちら
売上高
純利益
まだ第3四半期決算の数値ですが、昨年度はもちろんのこと、コロナ前の2020年3月期の通期の純利益を超えています。
これを見るだけでも株価が下がっているからと言っても何も悲観的になる必要はないです。
キャッシュフロー
キャッシュフローを見てもハッキリ言って死角なしです!
年々フリーキャッシュフロー(自由に使えるお金)が増え続けているので本当に言うことないです。
このリクルートHDの強さの秘訣は「海外事業」にあります。
リクルートHDの海外事業は2つです。
・HRテクノロジー事業
・人材派遣の欧州・米国および豪州事業
HRテクノロジー事業がわかりづらいと思いますが、日本でもCMが流れている「仕事探しはインディード♪バイト探しもIndeed♪」でお馴染みのIndeed(インディード)です。
※ 2012年にアメリカのIndeed社を約1300億円で買収しています。
最後にリクルートHDの国内外の売上高の推移を載せて終わりにします。
海外での売上高がどんどん伸びていることがわかると思います。
これこそがリクルートHDの強さの秘訣なんです。
整理すると…
リクルートHDの第3四半期決算を調べましたが、絶好調としか思えないです。
決算発表の翌日に12.4%も下がった理由は、これだけの好決算だったにも関わらず、リクルートHDが通期予想を上方修正しなかったからです。
リクルートHDが上方修正をしなかった理由は決算発表の時に以下のように言っています。
引き続き世界的な新型コロナウイルス感染症にかかわる規制などから不透明感が拭えないことから通期予想を変更しないとのことです。
いつも書きますが、リクルートHDの株価だけを見ていたら売却したくなると思いますが、この決算内容を見ると何も心配することはないです!
1年後には「あの時心配していたのがバカバカしかった」と思えると思います。