日本の購買力は低下傾向…

#635

こんにちは、チャーリーです!

アップルの2022年度の第3四半期決算の内容を調べている時に気付いたことがあります。

2022年4-6月期のアップルの売上高を地域別に調べると、前年同期比で「日本と中国だけ」売上高が減少していました。

中国はロックダウンの影響があったので理由がハッキリしています。

 

以下の表はすべてアップルの四半期ごとに発表されている財務諸表から数字を抜粋して作成しています。

財務諸表はこちら

   

 

考えられる理由として2つあります。

・iPhoneからアンドロイドに乗り換えた人が多かった

・日本だけ購買力が弱まってきている

・人口が減っているから

 

 

1つ目の「iPhoneからアンドロイドに乗り換えた人が多かった」は正直考えにくいです。

2つ目の「日本だけ購買力が弱まってきている」の可能性が高いと思われます。

3つ目は言わずもがなです。

 

今回のブログではアップルの地域別の売上高をさかのぼって、日本市場での売上高減少は今回だけなのか調べてみたいと思います。

※ アップルは決算月が9月なので、年度は10月~9月末までの期間です。

 

一番右端だけは1年間ではなく、9ヵ月間の累計なので注意して見てください。

2013年度から見ると増えていますが、微妙すぎて判断がつかないです…

気になるところは2018年度~2020年度の3年間が横ばいというか、微減していることです。

 

日本だけ見るとイマイチよくわからないので、他の地域と比べてみます。

ただ、私がうまく表を作れないので、四半期ごとの比較になります。

しかも、本当は日本市場が微減になっている2018年まで遡って調べた方がいいのはわかっているんですが、表の量が多くなるので直近1年分(4四半期分)の比較を載せます。

 

まずは、2021年7月~9月期の地域別の売上高比較です。

 

2021年10月~12月期の比較

 

2022年1月~3月期の比較

 

2022年4月~6月期の比較

直近1年間だけですが見てどうですか??

直近1年間分を調べて感じたことは、前年同期比で売上高が減少している頻度が一番多いのが日本でした。

4四半期中、3四半期で前年同期比で売上高が減少しています。

 

直近1年間と言えば、世界的に高インフレになっている時期です。

どちかというと、世界中見渡しても主要国の中では日本が一番インフレ率が低いです。

40年ぶりの高インフレに陥っているアメリカでのアップルの売上高はずっと伸び続けているのに、主要国の中では相対的に低インフレの日本での売上高が減少しています。

普通に考えたらおかしな話ですよね。

 

やっぱり人口が減って、且つ給料が上がらないので購買力も伸びません。

アップルは高級スマホに特化しているので購買力が上がらないと、iPhoneを買うに買えなくなります。

すごく悲しい現実です…

 

 

整理すると…

日本は人口減少、購買力低下しているし、今後も給料が右肩上がりになることは考えづらいです。

こういう状況を打破するためには投資をするしかないと思います。

アップルのような参入障壁が高く・堀が深い企業に投資をしていれば、たとえ給料が上がらなくても資産を築くことができます。

今回は日本の悲しい現状について書きましたが、この現実を知っていれば早く投資を始めて長く投資をすべきだということがわかったと思います。

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