公的年金運用、過去最高益!!

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こんにちは、チャーリーです!

公的年金を運用しているGPIFの運用実績が過去最高益を更新し続けているのをご存じですか??

過去のブログでもこの公的年金を運用しているGPIFについて書いたので詳しくは(年金運用が8兆円の赤字でも大丈夫なワケ!!)を見ていただけると助かります。

 

 

さっそく2020年12月末時点での運用実績を見てください。

2021年2月5日に公表されました。

2001年から日本は公的年金の自主運用が始まりましたが、結果的には85兆3000億円も利益が出ています!

繰り返しますけど、85兆3000億円というのは利益の金額です。

運用資産額は177兆7030億円です!

単純に92.31%も利益が出ています。

 

 

ここでの重要なポイントは…

・長期投資のすごさ

・複利ってすげー

ということです。

この2つが掛け合わされば本当に最強です!

 

1つ目の長期投資のすごさは、2001年から2020年12月末まではどういう状況だったかを思い出せばわかります。

まず、ITバブル崩壊から始まり、9.11同時多発テロイラク戦争SARS(サーズ)リーマンショック東日本大震災ギリシャショックチャイナショック米中貿易戦争コロナウイルスと出来事を挙げたらキリがないくらいあります。

 

こういう危機(下落)をすべて乗り越えての92.31%の利益なんです!

その時の状況に応じて短期売買を繰り返していたらここまでの利益は出ていなかったと思います。

 

 

2つ目の複利効果については、年率ベース(1年あたり)は3.37%ずつしか儲かっていないんです。

ただ、多くの人が勘違いしているのは「1年間に3.37%しか儲からなかったら少なすぎるでしょ」とか、「せっかく投資するんなら年間で50%以上は儲けないとリスクを取っている意味がないでしょ」と思っていることです!

 

こういうことを言う人はハッキリ言って“複利効果”をわかっていない人たちだと思います。

ちなみに…

以下は2001年1月2日からの年率ベースの平均利回りです(複利ベース)。

S&P500:5.67%

コルゲート:4.72%

マコーミック:8.29%

コストコ:11.62%

マクドナルド:9.76%

ヤムブランズ:13.65%

 

 

計算してみます。

・投資金額100万円を年率3.37%で20年間複利で運用した場合

→20年後には100万円が1,940,377円になります。

・年率8%で20年間複利で運用した場合

→100万円が4,662,733円になります。

・今巷で流行っている自動売買で年率50%を20年間複利で運用できた場合

→100万円が33億6755万円になります。もしそういう広告があったら詐欺だと思っていいと思います。

 

まず、年率50%というのがいかに現実離れした数値かがわかると思います。仮に50%儲かった人がいたら、それはハッキリ言ってラッキーであり、マグレです。再現性はまったくありません。もしそんな人がいたら世界の資産家ランキングにランクインしているはずです!

 

投資の神様と言われているバフェットでさえ平均利回りが20%くらいなんです。バフェットのすごいところは20%の利回りもそうですが、この数字は50年間の平均ということです。50年間も複利で20%運用できたら、そりゃー世界有数の大富豪になれるはずです。

100万が50年後に91億2300万円になっていることになる。

 

 

整理すると…

公的年金を運用しているGPIFは過去最高の利益を出していますが、ここから学べることは多いと思います。

上記したように、長期投資の優位性と複利効果のすごさです!

途中段階で利益を確保しようと思って、下手に一部または全額売却してしまうと、当然この複利効果は薄れるので注意が必要です。

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