売上なのか利益なのか

#831

こんにちは、チャーリーです!

「売上最小化、利益最大化の法則」という本を読んでいます。

著者:木下勝寿、出版:ダイヤモンド社

 

この本に何が書いてあるのかというと、すごーく簡単に書くとこんな感じです。

「売上至上主義」

「利益至上主義」

日本の経営者でどっちのタイプが多いかというと、圧倒的に「売上至上主義」が多いです。

ただ、「売上至上主義」は間違っていると。

著者である木下勝寿さんがオーナーを務めている北の達人コーポレーション(上場会社)は「利益至上主義」経営を徹底しています。

従業員1人あたりの営業利益は上場会社の中が一番みたいです。

 

 

「利益至上主義」というと、お客様をないがしろにしてでも利益を上げればいいっていうことではありません!

本の【はじめに】の一番最初に書いてあることをそのまま転記します。

年商100億円で利益1,000万円のA社。

年商1億円で利益1,000万円のB社。

あなたは、どちらの会社を経営したいだろう??

 

これって株式投資する上でもすごく大事なことだと思っているので今回はこの本を取り上げました。

実際、上記のA社とB社ではどちらが理想の会社だと思いますか??

どちらの会社に投資したいと思いますか??

 

 

著者の木下勝寿さんも私も迷わずB社を選びます。

木下勝寿さんの理由は「売上とリスク(トラブル)は比例する」ので少ない売上で利益を最大化すべきということです。

また、詳細は割愛しますが、利益を出す=世の中の役に立っている証拠とも書いてあります。

 

投資家目線で考えてみます。

世の中多くの投資家が年商100億円のA社に投資する傾向にあります。

A社は1,000万円の利益を出していますが、仮に赤字の企業でも売上高が伸びていれば関係なく投資する人が本当に多いです。

 

売上高がどんどん拡大していると成長していると勘違いして投資する人がめちゃくめちゃ多いです。

むしろそういう会社に投資しないと儲からないとさえ思っていると思います。

 

私は投資する銘柄を探す際は、売上高はまったく気にしません。

見てもいません。

EPS(1株あたりの利益)の成長率を一番気にしています。

2番目にキャッシュフローです。

 

今回はかなり抽象的な話になってしまいましたが、世の中の大多数が「売上至上主義」だからその考え方が正しいと思わないようにしてください。

投資の世界では、その大多数の人が投資で失敗しているのを忘れたらいけません。

 

 

整理すると…

経営について学ぶために「売上最小化、利益最大化の法則」という本を読みましたが、株式投資にもすごく通じている内容だったのでオススメします。

自分自身の経営に関しても「売上至上主義」にならないように気を付けたいと思います。

3

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です