ついに値下げが始まる!
#627
こんにちは、チャーリーです!
1ヶ月くらい前のブログ(インフレ終焉の兆候!??)で2007年にサブプライムローンバブルが崩壊することを正確に予想したマイケル・バーリ氏が「小売業界でブルウィップ効果が起きている」とツイッターでツイートしたと書きました。
ブルウィップ効果のことは(インフレ終焉の兆候!??)を参照してください。
マイケル・バーリ氏が言いたいことをすごく簡単にいうと…
在庫を過剰に抱えているので、その在庫解消のために商品を値下げすることになると。
この現象が早くも起き始めたました!
ウォルマートは過剰に積み上がった在庫を処分するために、ウェブサイトに「90日間の値引き対象」となる商品ページを設けて、家電や衣料などを割安で提供しようとしています。
ただ、ウォルマートのダグ・マクミロンCEO(最高経営責任者)は「さらなる値引きが必要」と言っています。
ウォルマート以外でも
ギャップ、メイシーズ、ターゲット、アマゾンなどがそうです。
アメリカでの値下げではないですが、アップルも中国で異例中の異例で主力商品であるiPhone13プロを4日間限定で値引きすると発表しています。
そもそもなんでこんなに在庫を抱えるようになったんでしょうか??
なんで急にブルウィップ効果が起きたんでしょうか??
考えられる理由として「サプライチェーンが回復したこと」、「消費者の消費嗜好が変化したこと」が挙げられると思います。
サプライチェーンが回復したことは説明しなくても想像がつきやすいので割愛します。
コロナが大流行した時はパソコンや薄型テレビなどの電子機器、家具などが多く売れたため、各社そういう商品の在庫を積み増しましたが、コロナ大流行から2年以上が経つと消費者は外食や旅行、レジャーなどにお金を使うようになりました。
※ コロナ大流行時から変わらず買われ続けているのは食料品くらいだと思います。
わかりやすく言うと、「巣ごもり需要がなくなった」ということだと思います。
アメリカは世界でも早く経済活動が再開した国なので、消費者の消費嗜好が変化するのも無理はないと思います。
実際に値下げが始まっているので本当にインフレが落ち着く日が近いんだと思います。
あと問題なのがガソリンなどのエネルギー価格です。
原油価格は100ドルを割れて推移していますが、一時期は下がっていた天然ガス価格が再び高値水準まで上昇してきているのが気になります。
整理すると…
小売り各社が値下げ合戦で過剰に抱えた在庫を処分しようとしています。
このことがインフレ圧力を和らげてくれることを願います。
小売り各社からすると、いち早く在庫水準の適正化を進めて利益率を改善しないといけません。
小売り各社の値下げ合戦が加速する可能性があります。
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