プレミアムスマホの販売状況

#601
こんにちは、チャーリーです!
調査会社のカウンターポイントリサーチ社のホームページに興味深い調査レポートがあったので紹介していきたいと思います。
そのレポートはプレミアムスマホ市場の世界シェアやプレミアムスマホで売れているランキングなどいろいろ載っていました。
レポートはこちら
プレミアムスマホとは
カウンターポイントリサーチ社がレポート内で定義しているのは、400USドル以上のスマホをプレミアムスマホとしています。
日本円だと、1ドル135円で計算すると、54,000円以上のスマホということになります。
まず押さえておかいないといけないことは、私が保有している&オススメ銘柄でもあるアップルはこの分野を得意としています。
得意としているというか、特化しています。
レポートの内容を紹介する前にアップル社にとってスマホ販売がどれだけ重要かを見てください。
52.0%をiPhoneの売上高が占めているので、アップルにとってはiPhoneの売れ行きが社運を大きく動かすことになります。
そのことを踏まえてブログを読んでください。
以下の表や数字はすべて上記レポートから引用しています。
2021年1-3月期と2022年1-3月期のプレミアムスマホ(400USドル以上)の販売量シェアを見てみます。
第一印象で感じることは、この分野(400USドル以上)の販売量シェアはアップルが断トツで世界一位ということです!
しかも2022年1-3月期にはシェアを62%まで伸ばしています。
これは2017年1-3月期以来のシェアとなるので5年ぶりのことです。
アップルのシェアが5年ぶりの水準まで伸ばせた理由は「iPhone13シリーズ」の販売が好調だからです!
それはプレミアムスマホ(400USドル以上)の2022年1-3月期の機種別の販売シェアを見たら一目瞭然になります。
iPhone13シリーズだけで45%のシェアを占めています。
最後に価格帯別のスマホの販売台数を見てください。
これを見て個人的にはビックリしたんですが、1,000ドル以上のスマホの販売台数がかなり増えていました。
1ドル135円計算だと、135,000円以上のスマホの売れ行きが好調ということです。
ちなみに1,000ドル以上のスマホの販売を牽引したのはアップルとサムスンらしいです。
しかもアップルは1,000ドル以上の価格帯の販売台数シェアをiPhone13ProMaxとiPhone13Proだけで3分の2強を占めているとレポートには書いてありました。
さらに国別だと米国、中国、西ヨーロッパでの販売台数が大きく伸びたみたいですが、中国に限って言うと、1,000ドル以上のスマホの売上高は前年同期比で176%も増加したんです。
だいぶ前のブログでも書きましたが、アップルは中国市場の高級スマホのシェアを72%を占めているのでアップルがどんどん優位になってきていることがわかります。
整理すると…
今回書いた内容は2022年1-3月期のことなので、このレポートでアップルの株価に影響を与えることはありません。
アップルは既に2022年1-3月期の決算発表を終えているので。
アップルが好調なことは決算内容を見ればわかりますが、詳細にはわかっていませんでした。
今回のレポートの内容を知っているのと知らないのでは、アップルの競争優位性がわからないので長期間保有できるかどうかが変わってくると思います。
レポートにも書いてありましたが、今後はインドやラテンアメリカでも所得が増えてくるに伴ってプレミアムスマホ(400USドル以上)がシェアを伸ばしてくる可能性も秘めています。