好材料で株を買ったら勝てる確率が高いのか??

#245

こんにちは、チャーリーです!

今は自分で投資している株もブログで紹介している銘柄も全て長期投資をオススメしていますが、周りの人から「ワクチンを開発したファイザーの株はどうなの??」と聞かれることがたまにあります。

 

このことに対して実際どうなのかを調べていきたいと思います。

コロナウイルスのワクチンが承認された2020年11月下旬に株価が急激に上がっているのがわかります。

ただ、ワクチン開発の好材料で株価が上がったのは一瞬だったということも同時にわかります。しかも、上昇率は約16%しかないんです!

 

この上昇率16%はあくまで上昇する前に買って、一番高いところで売れたと仮定したらという数字なんです。

爪を伸ばした人は悲惨なことになっています。いまだにその時の高値を超えていないんです…

 

結果がわかっている上で結論を出すのは卑怯だと思いますが、ファイザー社に投資するのは間違いだったと言えます。

 

別の例でも考えてみたいと思います。

コロナ禍で株式投資的に盛り上がったのは「マスク関連銘柄」です!!

マスク不足が深刻化したのはまだ記憶に新しいと思います。

 

マスク関連銘柄で代表的な銘柄は、「シキボウ」「興研」だと思います。

※ 他にもありますが、今回はこの代表的な2銘柄で検証していきます。

 

簡単にこの2銘柄がなぜマスク関連銘柄なのかを説明します。

シキボウ:感染症対策に活用できる抗ウイルス加工繊維「フルテクト」を開発していて、これを応用したマスクも販売しています。

興研:防毒マスク、防塵マスクや医療用マスクを製造・販売しています。

 

まずはシキボウの株価推移から

 

 

次に興研

シキボウも興研も中国の武漢でコロナウイルスが流行した時点で株価が大きく上がっているのがわかります。

ちなみに2020年1月27日時点では、中国で2,744名の感染中国以外では44名しか感染していない時です。その時にすでに株価のピークを付けています!

 

日本でマスク不足が深刻化したのは3月に入ってからです!

その時も株価は上がっていますが、1月下旬ほどではないです。1月にしても3月にしても上がっている期間は一瞬です。

しかも、その後は株価が大きく上がる前の水準まで下がって、全く上がっていないのがわかります。

 

この事例で考えてもやっぱり好材料に飛びつくのは危険という結論にいたります。

 

 

整理すると…

好材料に飛びついて利益を得ようと思ったら、当たり前のことですが、他の投資家より早く買って、他の投資家が勢いよく買っている最中に売り抜けないといけないです。

短期投資の基本は、”他の投資家を出し抜くこと”です!

他の投資家を出し抜き続けるためには、天才に近いくらいのセンスが必要になってきます。なので短期投資で継続して利益を出している人がほぼいないんです。

やっぱり長期投資に限りますね!

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