13歳が運用したらどうなるのか…②
#591
こんにちは、チャーリーです!
昨日のブログ(13歳が運用したらどうなるのか…①)で、アメリカの小学校7年生(日本でいうと中学1年生)が投資をしたらどうなるのかについて実例を用いて書きました。
その内容は「ピーターリンチの株の法則」という本に書いてありました。
ピーターリンチ【著】、平野誠一【訳】、ダイヤモンド社【出版】
13歳が自分が知っている銘柄を自分で調べて投資した結果、1990年1月1日~1991年12月31日の2年間で69.60%のリターンをあげました。
※ 同じ時期のS&P500は26.08%の上昇
詳細は昨日のブログ(13歳が運用したらどうなるのか…①)を参照してください。
昨日のブログの最後に書きましたが、中には「どうせまぐれでしょ」って思っている人もいると思います。
ここで聖アグネス小学校に通う7年生がピーターリンチ氏に渡したカセットテープに録音してあった内容を紹介します。
最初はスケッチブックがピーターリンチ氏のもとに届いたんですが、そのスケッチブックに感動したピーターリンチ氏は生徒をフィデリティ本社に招いて一緒にピザを食べたらしいんです。
その時にカセットテープをもらったみたいです。
カセットテープの最後に7年生(13歳)が全員で声をそろえて、投資の格言を読み上げていました。
これは私の憶測ですが、この投資の格言はウォール街にいにしえから伝わっている格言ではなく、自分たちがマイルールとして定めた格言であったり、自分で調べてわかったことをカセットテープに吹き込んだんだと思います。
この生徒が考えた格言を聞くと(見ると)投資成果がまぐれではないことがよーくわかります。
・優れた会社は、配当を毎年増やすのが普通。
・損失はあっという間に生まれるが、利益が生まれるまでには長い時間がかかる。
・株価が安いというだけでなく、これから好業績をあげると自分が考える会社を選ぶのであれば、株式投資はギャンブルではない。
・株式市場で大儲けすることもあるが、すでに分かっているように損をすることもある。
・資金を投じる前に、投資先の会社のことを調べよ。
・株式投資にあたっては、常に分散投資を心がけよ。
・複数の銘柄に投資せよ。5銘柄のうち1つは大幅に値上がりし、ひとつは大幅に値下がりし、残る3銘柄はまずまずの結果をのこすのだから。
・1つの銘柄に入れ込まない。絶えず新しい可能性に目を向けよ。
・ただ銘柄を選ぶだけではダメ。宿題をちゃんとやること。
・公益株を買うのはよいが、それはあくまで配当が高いから。利益が得られるのは成長株の方だ。
・株価が下がったからといって、もう下がらないとは限らない。
・長期的には小型株を買ったほうがよい。
・「割安だから」ではなく、「この会社のことをよく知っているから」とう理由で買うべきだ。
噛めば噛むほど味がする格言です!
自分が持っている銘柄、今の相場状況に照らし合わせて読むと13歳が選んだ銘柄が大きく上昇したのはまぐれではないことがハッキリとわかると思います。
すごく参考になる事例です!
整理すると…
13歳がカセットテープに録音した投資の格言は、本当に読めば読むほど深いです。
5回くらい読んだら投資成果がまぐれではないことがわかります。
逆に言うと、何回読んでも理解できない人は投資で成功する確率は低いと思います。
13歳にできることが大人にできないわけがありません!
しかも決して難しいことをしているわけでもないんです。
自分が知っている会社を調べて、クラスのみんなに何をやっている会社かを発表するだけなんです。(13歳が知っている会社)
世の中にはこの単純な作業を怠って大金をつぎ込んでいる人が多いんです。
昨今のS&P500に投資しましょうって流れも全く同じだと思います。
人から聞いた話を自分で何がいいのか調べもせず投資している人が大半だと思います。
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