13歳が運用したらどうなるのか…①

#590

こんにちは、チャーリーです!

今読んでいる本におもしろいエピソードが載っていたので紹介したいと思います。

その本は「ピーターリンチの株の法則」です。

ピーターリンチ【著】、平野誠一【訳】、ダイヤモンド社【出版】

 

 

何が書いてあるかというと…

実話です!

ある日ピーターリンチのもとに大きなスケッチブックが届きました。

そのスケッチブックはボストン郊外にあるマサチューセッツ州アーリントンにある聖アグネス小学校に通う7年生(日本の中学1年生に相当)が1990年に選び抜いた14銘柄のリストと各銘柄の絵が描かれていました。

 

この学校の先生であるジョーン・モリセイ氏は、株で勝つためにはクォートロンも一流校のMBAの学位もさらに言うと運転免許書さえもいらないという話を聞いて、本当かどうか試してみたくなったので、生徒たちに自分で銘柄を調べさせて14銘柄を選んでもらいました。

※ クォートロンというのは株価情報端末のこと。

 

運用のルール

・このクラスでは毎年4人1組のチームに分けられる。

・各チームには架空の運用資金25万ドルを最大限活用して競う。

・少なくとも10銘柄に投資しないといけない

・配当金がたくさん出る銘柄を1つか2つ入れる

・投資する会社が何をやっている会社なのかを正確に説明できないと投資できない。

→ クラスのみんなに説明できない間は投資できない

・自分の知っている銘柄に投資すること

 

このルールのもとで銘柄を選定して、各チーム特に好きな銘柄を1つずつ選出して、それを集めたものをクラスのモデルポートフォリオとしているらしいです。

 

 

そうして集めたらクラスのモデルポートフォリオは以下の通りです。

 

プロの投資家、ファンドマネージャー、ヘッジファンドなどがS&P500に勝つのにあれだけ苦労しているのに、13歳の子供が自分が知っている銘柄だけに投資してS&P500に勝ったんです!

 

上記の運用ルールを見ても何も特別なことをしているわけではありません。

基本通りのことをきっちりやっただけなんです。

 

このことから学べることは「難しく考えたらいけない」ということだと思います。

13歳が知っている会社、13歳が調べられる範囲で投資してもこういう結果になったんです。

 

 

最後にクラスのモデルポートフォリオの銘柄は聞いたことない銘柄もかなりあるので一部紹介します。

LAギア:スニーカーメーカー

ペンテック:カラーペンやフェルトペンを作っている会社

トップス:ベイスボールカードを作っている会社

 

 

整理すると…

難しく考えず13歳が自分が知っている会社にだけ投資しても市場平均に勝てるんです!

※ 知っているだけではダメで、みんなの前でその会社の説明ができないと買えない

運用のプロと言われている人たちも含めて難しく考えすぎなような気がします。

自分が知らない会社に投資しないと儲からないとさえ思っている人も多いんじゃないでしょうか。

すごく参考になる事例だと思いますが、中にはまぐれだろって思っている人もいると思います。

次回はまぐれなのかどうなのかを書いていきたいと思います。

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