アメリカはコロナ禍から脱出した!?

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こんにちは、チャーリーです!
2022年3月6日現在では日本のコロナ流行が収まる気配がまだありません。
画像引用元:NHKオンライン
上記の表を見たらわかりますが、2022年に入ってから急激に新規感染者数が増えて、それが高止まりしています。
感染者数が減らないことを受けて、まん延防止等重点措置(まん防)が東京都などは3月21日まで延長することを発表しました。
次にアメリカの新規感染者の推移を見てみます。
画像引用元:NHKオンライン
アメリカは日本と対称的にコロナの感染者数が急減しているんです。
ピーク時の136.8万人と比べると98.9%も新規感染者数が減っています。
コロナが収まってきたということは経済活動も活発化してきているということです。
そこで今回は、2022年2月25日に米商務省経済分析局が発表した個人消費支出(PCE)を調べてみたいと思います。
個人支出(個人消費支出)とは
耐久財(自動車・家電製品等)、非耐久財(食品・衣料等)、サービス支出(旅行・外食等)の3つから構成されます。また、個人支出が多くなると収入も増え雇用も良好であることが多いと言われています。
以下の表はすべて米商務省経済分析局のホームページから数字を抜粋して作成しています。
米商務省経済分析局はこちら
個人消費支出(PCE)の推移
12月は消費が落ち込んでいますが、1月は早くも回復していて過去最高額を更新しています。
2月以降はコロナの感染者数が急減しているので個人消費支出(PCE)がますます伸びていることが予想されます。
なんでこんなに個人消費支出(PCE)が伸びているかというと、「雇用状況が改善したから」です!
2022年3月4日に発表されたアメリカの2月の雇用統計を見ると、非農業部門の就業者数が2022年1月と比べて678,000人も増えています。
バイデン大統領も「2021年通年で650万人以上の雇用を創出した」と語っています。
このようにコロナのピークが完全に過ぎ去って経済活動が元通りになって、雇用状況も改善して所得が増えると消費が伸びるのは当然のことです。
2022年3月5日の日経新聞朝刊5面に目を疑うようなことが書いてあったので紹介して終わりにします。
2月末の週末、南部フロリダ州オーランドの空港には観光客で長蛇の列ができ、タクシー運転手は「経済は完全に正常に戻った」と話した。と日経新聞に書いてありました。
今の日本の状況を考えると想像だに出来ない光景です!
整理すると…
今はウクライナ情勢やその戦争に伴う急激な原油高など気持ちが前向きになれないニュースばかり伝わってきますが、アメリカ経済はコロナ禍からは脱出していると言ってもいい状態になっています。
小売り各社の決算状況を見ても堅調な業績を発表している企業が多いです。
好業績企業に投資している人は過度に悲観的にならないようにしましょう。
今は企業価値以上に株価が売られているだけ(割安になっているだけ)ということを忘れないでください。