永続的競争優位性を持つ企業とは??
#73
こんにちは、チャーリーです!
前回ブログ(割安株投資と成長株投資の違いとは?)の中で永続的競争優位性を持つ企業をそこそこの株価で買うことが重要という話をしました。
今回は、永続的競争優位性とは何なのか?を書いていきます。
このことは「バフェットの財務諸表を読む力」の中に書いてあります。
著:メアリーバフェット&デビッドクラーク
訳:峯村利哉
永続的競争優位性を持つ企業の例えとしてバフェットはお城を守るためにある“堀”の話をよくします。
お城をイメージしてください。
敵国からの攻撃を守るために深い堀を作り、高い城壁を築いたり、天然の要害を利用したりといろいろな工夫をこらして敵国から攻められないようにしています。
このことこそが永続的競争優位性を持つ企業なんです!
競合相手、ライバル会社が市場シェアを奪うことが永続的に困難な企業です。
じゃー現代の“堀”とは何なのか?
3つパターンがあります。
・何かしたいと思った時にパッと頭に浮かぶ商品を売っている企業
・他にはないユニークなサービスを売っている企業
・安定した需要がある商品やサービスを、低コストで仕入れて低コストで販売している企業
1つ目の何かしたいと思った時にパッと頭に浮かぶ商品を売っている企業例
コカ・コーラ、ジレット(ひげそり)などです。
これらの商品は「消費者の心の一部を所有している」ので、世界基準で考えると暑い日に喉が渇いた時、パッと頭に浮かぶものがコーラです!
ひげを剃ろうと思ったときにコンビニやドラックストアで買おうと思うのがジレット!
こういう何かをしたいと思ったときにパッと頭に思い浮かぶものは多岐にわたります。
2つ目の他にはないユニークなサービスを売っている企業例
スタンダード&プアーズ、ムーディーズなどの格付け会社、ビザ(クレジットカード)、フェイスブックなどです。
これらの企業は、人々がどうしてもそれを必要として、進んでお金を支払うサービスを売っています。
企業が信用格付けをお願いしようと思ったら上記2社がどうしても必要になったり、クレジットカード業界でシェアトップのビザをお店側が使えるようにしないと集客力が落ちるのでお店がビザを使えるようにするし、企業がSNS上で広告を出そうと思ったら世界で一番会員数が多いフェイスブックに掲載した方が効率がいいのでフェイスブックにお金を進んで支払ってしまうなど…
3つ目の安定した需要がある商品やサービスを、低コストで仕入れて低コストで販売している企業例
ウォルマート、コストコ、マクドナルドなどがあります。
これは単純に低価格で商品を提供しても利益がきっちりでるということが、他社が真似できなくて参入障壁(堀)になっている。
整理すると…
上記3タイプの“堀”を持つ企業は永続的競争優位性を持っているため、競合相手がシェアを奪うことが困難な企業です。
こういう永続的競争優位性を持つ企業をそこそこの株価で長期保有することでパフォーマンスを向上させることができます!
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