PERいくらで買えばいいのか??

#541

こんにちは、チャーリーです!

この前、知り合いの人に「結局PERは何倍の時に買えばいいの??」と聞かれました。

その時は「銘柄によって違うので…5年間の平均以下で買うのがいいと思います」と答えたんですが、よくよく考えると確かにすごくわかりづらいです。

 

今回はそのことについて書きたいと思います。

ビザを使って調べていきます。

 

PERとは…

PER(株価収益率)は、利益の何倍まで株価が買われているかがわかる指標です。

数値が高ければ高いほど株価が割高。

数値が低ければ低いほど株価が割安。

 

確かにこれだけ言われるとPERが〇倍から割高なの?割安なの?って本当にわからないです。

それを銘柄によって違うって言われても困るだけですよね…汗

 

 

まずはビザの株価推移を見ていきたいと思います。

   

ずっと右肩上がりだからいつ買ってもいいんじゃないという気持ちがないことはないですが…汗

 

PER(株価収益率)の厄介なところは、単純に株価が高いかったら割高、株価が下がっていたら割安ってわけではないんです。

ややこしすぎますよね…

あくまでEPS(1株あたりの利益)との兼ね合いなんです。

 

それではビザのEPS(1株あたりの利益)と株価の推移を調べてみます。

※ 株価はビザの決算日である9月30日の終値を記載しています。

今回の趣旨とは違いますが、EPS(1株あたりの利益)と株価は連動していることがよくわかると思います。

この表でわかりやすく言うと、青色のEPSが上、オレンジの株価が下にあって、その開きが大きければ大きいほど割安ということになります。

 

次はPERの推移を見てください。

上の表と比べるとよくわかると思います。

青色とオレンジが近づけば近づくほどPERが高くなっています。

 

具体的な数字は以下の通りです。

 

以上のことを踏まえた上でやっと本題に入ります。

「結局PERは何倍の時に買えばいいの??」について答えます。

上記した各年のPERを使えばすぐ計算できます。

 

3年間の平均(PER):37.6倍

5年間の平均:36.9倍

10年間の平均(念のため):33.7倍

2022年4月8日現在:35.9倍

 

現在のPERの計算は、12月末に2022年度の第一四半期決算を発表しているので、最新のEPS(1株あたりの利益)を採用しています。

株価(216.98ドル)÷EPS(6.04ドル)=35.9倍

四半期ごとのEPS

2021年度2Q:1.38ドル

2021年度3Q:1.18ドル

2021年度4Q:1.65ドル

2022年度1Q:1.83ドル

合計:6.04ドル

 

5年間の平均PERより現在のPERが低ければ割安だと判断していいと思います。

5年間あれば高確率で割高・割安が修正されるので。

 

ビザの例でいうと、PER36.9倍は222.87ドルになるので、今のEPSで計算すると222.87ドル以下が割安ということになります!

PER36.9倍 ✕ EPS6.04ドル=222.87ドル

なのでビザの株価は現在割安水準ということです!

※ EPSが変わると割安・割高の水準が変わります。

 

 

整理すると…

結局、各銘柄ごとに5年間の平均PERを調べざるを得ないんですが、これを調べる(計算)するのはそんなに大変ではないです。

この考え方さえわかっていたら割安か割高かを判断できるので是非参考にしてください。

個人的にはPERが低いところで買うのがベストですが、初回の買付はPERはあんまり気にせず買って、追加で買い増ししていくときはPERを気にしながら買い増ししていくのがいいと思います。

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