2021年第1四半期 決算発表:PayPay株式会社

#355

こんにちは、チャーリーです!

2021年8月3日にPayPay株式会社の親会社であるZホールディングスが2021年第1四半期決算を発表しました。

 

PayPayは日本のキャッシュレスを引っ張っている存在だと思います。

実際、私は現金はほぼ使わなくなりました!

キャッシュレスで利用するのは、PayPayかクレジットカードです。

1ヵ月に1回も現金を使わないかも…

 

 

Zホールディングスの決算説明会資料を見ているとPayPay株式会社の業績やいろいろな実績が載っていたので、今回はその決算説明会資料を基にPayPayのことを調べていきたいと思います。

決算説明会資料はこちら

 

 

まずは、PayPay株式会社の売上高から

       

 

当期利益

 

今は先行投資の時期?だと思うのでまだまだ大幅な赤字が続いています。

この赤字の打開策として、中小店舗の加盟店に対して手数料を徴収するようにします。

手数料体系は2種類あって、詳しくは書きませんが1.6%と1.98%の手数料体系です。

→ 2021年9月までは手数料無料キャンペーンを行っていました。

 

 

この手数料無料キャンペーンを行った結果どれくらい浸透したかというと…

加盟店数(PayPayを利用できるお店)

 

 

PayPayが使える店が増えれば利便性が高まるので、PayPayの利用者も増えてきます。

 

 

アプリの利用者が増えれば、決済回数が伸びてきます。

 

 

決済回数が増えてくると、取扱残高が必然的に増えてきます。

 

 

その結果、PayPayのコード決済のシェアが68%まで伸びました。

画像引用元:決算説明会資料(2021年第1四半期)

※ コード決済とは、QR決済・バーコード決済のことです。

 

こうやって破竹の勢いでシェアを伸ばしてきましたが、最初に戻りますが大幅な赤字なんです!

確かにPayPayのビジネスモデルからすると、PayPay単体で利益を出さなくてもいいようにはなっています。

 

画像引用元:決算説明会資料(2018年度通期)

PayPayはデータを集める役割で、その集めたデータをヤフーがうまく活用すると書いてあります。

 

 

ただ、このことから何が言いたいかというと…

これから間違いなく今よりも普及することがわかっていることでも、投資となると一気に難易度・ハードルが上がってしまいます。

簡単に言うと、「普及すること=株価が上がることではない!」ということです!

 

最終的には株価は利益を連動するということを忘れたらいけないです。

これは、どの業種・どの技術・どの国でも共通しています。

 

 

整理すると…

PayPayはビジネスモデルを見る限りでは、データを集めるだけに専念しているので少し違うかもしれませんが、でもこれだけPayPay祭りなどのキャンペーンを大々的に行って、取扱残高を大きく伸ばしましたが、それでも大幅な赤字なんです。

このことは過去のブログでも書きましたが、フードデリバリーサービスの出前館でも同じ現象が起きています。

将来確実に勝ち残れて、利益も満足するくらい出せるようになる確証がないのであれば、その分野への投資は避けた方がいいと思います。

いつも書いていることですが、そういう分野に無理して投資しなくても、投資で成功することは十分可能です!!

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