検証:オリンピック開催が決まれば株価が上がるのか??

#258

こんにちは、チャーリーです!

日本はコロナのワクチン接種が世界各国と比べるとなかなか進んでいないのが実情ですが、予定だと2021年7月23日から東京オリンピックが開催されます。

「オリンピックと株価は連動しているのか??」ということが、ずっと気になってるにも関わらず、調べられてないことだったので調べてみたいと思います。

検証するタイミング的にはかなり遅いですが、気になっていたことなのでご容赦ください。

 

 

まずは過去のオリンピック開催地を調べてみます。

       

どのオリンピックも概ね開催が決定してから実際開催されるまでの期間が7年くらいです。

 

今回、検証していこうと思っていることは、「オリンピック開催が決定してから開催されるまでの間に株価が上がっているのか??」です。

 

まずは、今回の東京オリンピックから見ていきます。

 

 

次はリオデジャネイロオリンピック

いきなり2つ目で下落している国が出てきてしまいました。

時期的に考えても2008年のリーマンショックで大きく下がった後にオリンピックが決定しているので悪くない時期だと思うんですが…

 

 

次はロンドンオリンピック

リオデジャネイロオリンピックと違って、今回はリーマンショックを挟んでいるので、それを考えたら大健闘だと思います。

 

 

次は北京オリンピック

この時期は俗にいうBRICs相場があったので中国株は大きく上がっています。

BRICsとは、ブラジル・ロシア・インド・中国のことです。

この時期のBRICsはどの国も大きく上がっています。

 

 

次はアテネオリンピック

※ 1997年からのギリシャの株価指数が調べられなかったので割愛します。

 

次はシドニーオリンピック

 

 

次はアトランタオリンピック

湾岸戦争が始まったため一時的に株価が下がったタイミングから計算がスタートしているというのはありますが、それにしてもすごいです。

 

この後はバルセロナオリンピックですが、古すぎてスペインの株価が遡れなくなりました。

日経平均株価だけは1949年まで遡れるので、最後に1964年の東京オリンピック時を調べて終わりにしたいと思います。

 

1964年東京オリンピック

 

調べた結果、オリンピックの開催が決定してからオリンピックが開催までの期間は株価が上がる確率が高いということがわかりました。

ただ、最後の最後になってふと気付いたことがあります。

この各オリンピック期間ってアメリカ株も同じように上がっているんじゃないかなと…

 

比較してみます。

2021年東京オリンピック:+114.16%、同期間のS&P500:+155.48%

リオデジャネイロオリンピック:-1.16%、同期間のS&P500:+110.79%

ロンドンオリンピック:+9.29%、同期間のS&P500:+14.32%

北京オリンピック:+27.00%、同期間のS&P500:+1.9%

シドニーオリンピック:+58.49%、同期間のS&P500:+228.35%

1964年東京オリンピック:+51.57%、同期間のS&P500:+45.84%

 

 

整理すると…

オリンピック開催が決まると株価が上がると言いたいところですが、一緒の期間のS&P500も上がっているので「オリンピック=株高」とは言えないと結論になりました。

やっぱりアメリカ株に長期投資するのが一番ですね!!

今後は「オリンピックが決定したので買いです」というセールストークに騙されないようにしましょう。

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