バークシャーハザウェイが無配当な理由

#22
こんにちは、チャーリーです!
バークシャーハザウェイとはウォーレン・バフェットが会長を務める会社のことです。
過去の株価
バークシャーハザウェイはバフェットの意向により、ずっと無配当を貫いています。
ちなみにずっと右肩上がりの株価を見たらわかりますけど、赤字なので配当が出せないわけではないんです。
2019年通期の純利益は8兆円以上出ています!!
これだけの利益を出しながらなぜ配当金を出さないのか??
結論:配当金を出すことが非効率だと考えているから
何が非効率かというと…
配当金を出すと税金が引かれるからです。
じゃーバフェットはどうしているのかというと…
配当金を出さなかったら税金が引かれないので、利益が出たら将来他の企業に対して出資や買収するためや、自社株買いをするために何も使わずに貯めておきます(内部留保する)。
想像しやすいようにコカ・コーラ社を例に出すと
コカ・コーラは極端な話、設備投資がほぼ必要ありません。基本的にはずっと同じ商品を作り続けているので本当にコーラを製造する機械が壊れるまで一緒の機械(設備)を使い続けられるので。利益(内部留保)を設備投資費に回さなくてもいい。
コカ・コーラは毎年増配しているので利益を配当金に出していますが、利益の全額を配当金として出しているわけではありません。
配当に回していない利益分は内部留保(使わず貯めておくこと)しています。上記の理由で。
その内部留保して貯めている資金を使って他企業を買収・出資して企業価値を高めて株主還元した方が効率いいからです。
コカ・コーラが出資・買収した企業
このようにバークシャーハザウェイが狙っているのは、税金を引かれないように内部留保して、その資金で他企業に出資、買収をして企業価値を高めて株主還元することです。
本当はここ流れでROE(自己資本利益率)の話をしないといけないんですが、難しくなるのであえて割愛します。