それでもやっぱりダメ…テーマ型ファンドは

#228

こんにちは、チャーリーです!

2021年3月19日の日経新聞朝刊の12面を見た時に一種の衝撃を受けました!

何が載っていたかというと…

拡大して読んでみてください!

 

考えないといけない点は2つです!!

① 市場規模が拡大するのはわかっていても、どの企業が勝ち残れるのかはわからない

→あるかどうかは調べてないのでわかりませんが、このテーマに沿っているインデックスファンドを買えば解決はできますが…

② メガトレンドであることと、投資で成功することはイコールではない

以上2つのことは投資をしている人からすると当たり前に考えることですが、この新聞広告を見る限りでは、あたかもそれがわかるかのような印象を与える宣伝文句なので衝撃を受けたんです。

 

 

これを考えるにあたって、一番最初に思い浮かんだのが「インターネット」です!

インターネットこそメガトレンドだと思います。

 

まずはインターネットを例に考えていきたいと思います。

以前のブログでも書いたことがありますが、「netWIN GSテクノロジー株式ファンド」を例にもう一度説明します。

 

百聞は一見に如かずなのでチャートを見てください。

 

まずは、ナスダック総合指数に上昇率が負けています。

どの企業が勝ち残れるかがわかっていたら市場平均に負けるわけがありません。

 

本当に勝ち残れる企業がわかっていたらどうなっているかというと…

 

何が言いたいかわかってきましたか??

・何が上がるかはわからないので、「netWIN GSテクノロジー株式ファンド」は3.58倍にしかなれなかった。わかっていれば少なく見積もっても30倍くらい儲かっていても不思議ではない。

・しかもハイテク銘柄の市場平均であるナスダック総合指数にも勝ててない。

 

 

もう少し検証していきます。

この新聞広告の広告主が日興アセットマネジメントですが、日興アセットマネジメントのホームページを見るとメガトレンドの分野は以下の通りです。

「フィンテック」「ロボティクス」「モビリティ・サービス」「スペース(宇宙)」

参照:日興アセットマネジメントのホームページ

 

全部を調べるのはしんどいので、「フィンテック」「ロボティクス」を調べてみます。

※ フィンテックとは、金融とテクノロジーを融合すること。

 

まずはフィンテックから

世界のフィンテック市場がどれくらい拡大しているかを見てみます。

引用元:アクセンチュア

2018年までのデータしか探せませんでした…

 

日興アセットマネジメントが設定・運用しているグローバルフィンテック株式ファンドと比較してみます。

比較できる期間が2017年~2018年しかなく、短すぎるので判断しにくいですが…

でも一般的に考えると市場が拡大するスピードよりも株価の方が先に動くことを考えるとやっぱり市場規模という平均よりも運用パフォーマンスが下回っています。

 

 

次はロボティクス分野です。

産業用ロボットの市場規模を確認します。

引用元:国際ロボット連盟(IFR)

 

これも同じく日興アセットマネジメントが設定・運用しているグローバルロボティクス株式ファンドと比較します。

産業用ロボットの市場規模は2015年から2020年までで約2.17倍になっています。

一方のグローバルロボティクス株式は2021年3月25日現在だと2.28倍になっています。

※ 2020年12月末までだと2.14倍

 

整理すると…

このことから言えることは、メガトレンド分野に投資したいのであればその分野のインデックスファンドがあればそれを買う方がいいです!

アクティブ投信だと市場平均を上回るのが本当に難しいです。下回っているケースが多いです!

あとは、いつも言っていますがこういう分野に投資する必要はないです!一か八か投資なので。しかも乱高下が激しければ激しいほど、精神的に長期で保有するのが難しいです。

それだったらビザ、ヤムブランズ、マクドナルド、S&Pグローバルなどの銘柄を長期で保有している方が儲かる確率も上昇率も高くなると思います。

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