2022年1月-3月期 決算発表:ネットフリックス
#552
こんにちは、チャーリーです!
2022年4月19日にネットフリックスが2022年度第1四半期の発表を行いました。
朝起きてネットフリックスの時間外取引での株価を見ると悪夢がよみがえりました…泣
まずはネットフリックスの時間外取引での株価推移を見てください。
何の悪夢がよみがえったかというと、メタ(旧フェイスブック)の2021年度の決算発表後の下落によく似ていたからです。
今度はネットフリックスの過去の株価推移を見てみます。
ネットフリックスは2022年1月20日に発表した2021年度の決算発表後も大きく下がっています。
ネットフリックスに一体何があったのでしょうか??
一番の理由は有料会員数です!!
有料会員数の推移を見てください。
2022年1-3月に有料会員数が減っています。
2021年10-12月:2億2184万人
2022年1-3月:2億2164万人
20万人減少
しかも、2022年4-6月の予想ではさらに200万人減少すると予想されています。
予想しているのは、アナリストじゃなくて、ネットフリックス自身の会社予想です。
実はこの減少は見た目以上にヤバいんです。
2022年1月20日に2021年度の決算発表を行った時に、2022年1-3月の有料会員数の予想を公表していました。
2022年1月20日時点の1-3月の予想:2億2434万人
→ 250万人増加すると予想していた
1-3月の実際の会員数:2億2164万人
会社の事前予想との差:270万人減少
有料会員数の純増減数
この表の見方は3ヵ月前と比べて、有料会員数が増えたか減ったかを表しています。
会員数が減った理由と考えられることは
・月額料金を値上げした
→ 2022年1月14日:アメリカとカナダで値上げ、3月:イギリスで値上げ
・ロシアでのサービスを停止したことの影響
→ ロシアでサービスを停止したことで約70万人の会員が減少したみたいです
地域別の売上高を見てみます。
アメリカ・カナダは最重要地域ですが、この地域で値上げしたことが響いているんだと思われます。
値上げが直接の原因かはわかりませんが、アメリカ・カナダで64万人減少しています。
このことについてネットフリックスはどう対応しようとしているかというと…
ネットフリックスでCMを流そうとしています。
ネットフリックスのリード・ヘイスティングスCEOは、CMを流すことについて否定的な立場を示していますが、「(会員費の)低価格を好み、CMを我慢できる消費者に対して、望むものを提供するのは理にかなっている」との見方を示しました。
整理すると…
ネットフリックスのヘビーユーザーである私からすると、値上げされても気になりませんが、月に数回しか利用しない人からしたら確かに値上げはきついと思います。
しかも、なんでもかんでもシェアする時代になったので、良いか悪いかは横に置いたとして、アカウントを家族以外の人と共有している人もかなり多いと思いますし。
さらにネットフリックス贔屓の私でも「最近おもしろそうな作品がなかなか出てこないな」って思い始めています。
YouTubeやアマゾンプライムなどの競合他社が多いし、ヒット作品を生み出し続けなければすぐユーザーが離れていくので、なかなか厳しいビジネスだと改めて思いました。