巣ごもり需要:ネットフリックスはどうなのか??
#175
こんにちは、チャーリーです!
コロナ禍で大きく業績を伸ばした企業の1つにネットフリックスがあります。俗にいう巣ごもり需要と言うやつです!
私もネットフリックスにはかなりお世話になっている1人なんです。テレビはほぼ見ず、毎日ネットフリックスを視聴しています!
今回はそのネットフリックスが2020年度の決算発表を行ったので、ネットフリックスについて調べてみました。
まずはネットフリックスの上場から今までの株価推移を見てみます。
2013年頃から急激に上がり始めているのがわかります。
これは2009年頃からストリーミング事業が活発化してきたからです。
ストリーミング事業が主になる前はDVDの通信レンタルが主でした。
ストリーミングとは…インターネットに接続した状態でYouTubeみたいな動画や音楽が楽しめる再生方法のことです。
このストリーミングのサブスクリプション会員数が公表されているので見てください。
サブスクリプションとは…毎月定額を払って、その会社のサービスを利用できるようになること。
ネットフリックスの場合、一番安いプランで月額880円を払えば、映画やドラマ、アニメなどを見放題になります。
年次報告書には2011年からのストリーミングサブスクリプションの会員数しか載っていなかったです。
毎年順調に会員数が増え続けていることがわかります。
次に業績を見ていきます。
上記の会員数が増えるに伴って業績も右肩上がりになってきています。
EPS(1株当たりの利益)も見てみます。
多少デコボコはありますが、EPSも順調に毎年上がっていっています。
最後にネットフリックスで一番気になるキャッシュフローを見てみたいと思います。
なぜ気になるかというと、ネットフリックスはオリジナル作品をどんどん投入しているので製作費がかなり大きい企業だからです!
2019年12月期にオリジナル作品に投じた資金が153億ドル(約1兆6800億円)と言われているくらいです。
やっぱりフリーキャッシュフロー(自由に使えるお金)がマイナスの年が多いですね。
フリーキャッシュフローが潤沢にないと、制作費を賄うのはもちろんのこと、買収や自社株買いなどの株主価値を向上させる施策が打ちにくです。
整理すると…
ネットフリックスは業績や上記した会員数を見ると、順調に右肩上がりになっているので今後も成長がすごく期待できると思います。
ただ、やっぱり気になるのがキャッシュフローです。
不測の事態が起きた時に、キャッシュフローが潤沢にないと成長が止まってしまうし、企業価値を向上させにくいので気になります。
今後は月額の金額を値上げしてキャッシュフローを改善させていくみたいなので引き続き注目していきたいと思います。