アメリカの家計は健全そのもの!!
#754
こんにちは、チャーリーです!
今の株式市場は「利上げ」ばかりに目がいきがちですが、チラホラ話題になっているワードがあります。
それは「景気後退」です。
もし仮にインフレが完全に落ち着いて利上げも終わったら今度投資家を惑わすことになるのは間違いなく景気後退という言葉です。
景気後退に陥るのは避けられない可能性が高いとしても動揺する必要はありません。
私の予想はかなり傷が浅い景気後退だと思うからです。
今回はその根拠となる1つの理由について書いていきたいと思います。
私が注目したのは家計のお財布事情です!
家計の健全性を見る上で参考になるのは「クレジットカード・ネット・チャージオフ・レシオ」です。
クレジットカード・ネット・チャージオフ・レシオとは…
クレジットカードの貸し倒れリスクのことで、ちゃんとお金が支払われているのかを見る指標です。
数値が高ければ貸し倒れが多いということでお金がちゃんと支払われていない。
数値が低ければ貸し倒れが少なく、お金がちゃんと支払われている。
JPモルガンチェースのクレジットカード・ネット・チャージオフ・レシオを調べてみたいと思います。
以下の表はすべてJPモルガンチェースの年次報告書から数字を抜粋して作成しています。
年次報告書はこちら
2001年以降でクレジットカード・ネット・チャージオフ・レシオが一番低いです。
これは家計が健全ということを表しています。
リーマンショックの時9%を超えているので明らかに家計が不健全だとわかります。
クレジットカードで使ったお金をきちんと返済できていない率が高いということなので。
2001年~2005年までは5%ですが、これはITバブル崩壊と同時多発テロがあった時期なので高いです。
正直どの水準が安全領域なのかは私にはわかりませんが、コロナ前の3%前後までは健全な数値と言ってもいいと思います。
繰り返しになりますが、今が1.62%なので健全そのものです。
こういう状況だと消費は落ち込みにくいので、もし景気後退(リセッション入り)したとしても過度に心配しなくてもいいと思います。
整理すると…
景気後退という言葉が負のオーラをまとい過ぎているので大変なことが起きると想像する人がいるかもしれませんが、今回のブログで書いたように家計は健全そのものなのでかなり傷が浅い景気後退になる可能性が高いと思います。
ニュースを見て勝手に1人で不安になるのは避けましょう!