流行りのレバナスは危険!?
#537
こんにちは、チャーリーです!
少し前にSNS上でかなり話題になっていた「レバナス」って聞いたことがありますか??
投資ブログを500回以上書いているにも関わらず、私が知ったのはつい最近です…汗
レバナスとは何か??
「レバレッジ」と「ナスダック100指数」のそれぞれの始めの2文字をとって作られた言葉です。
「レバレッジ」とは“てこの原理”のことです。
「ナスダック100指数」とは、IT企業などの成長性の高い新興企業(ベンチャー企業)が上場しているナスダック総合指数の時価総額上位100銘柄に投資している指数のことです。
※ IT企業以外も上場しています&金融セクターは除かれています。
レバナスとは、ナスダック100指数の値動きに対して、2倍に値動きするようにレバレッジ(てこの原理)をかけている商品ということです。
成長性の高い企業にレバレッジをかけて2倍の値動きをするようにしているのでうまくいけば短期で手っ取り早く儲けられる商品なので、人気化したんです。
2021年の年末から利上げを意識してナスダック総合指数もナスダック100指数も下がっています。
約4ヶ月で21.27%下落していますが、「レバナス」は2倍のレバレッジをかけているので、42.54%下落したことになります。
この下落を受けてSNS上では
「レバナスは下がってもガチホ(長期保有)」
「下がった今が買い時」
などいろいろ書かれています。
本当にそうでしょうか??
今回は私のその疑問について調べてみたいと思います。
まずはナスダック100指数の推移をもっと過去まで遡ってます。
今の相場みたいに成長期待が先行しすぎて株高になったのは1990年後半のITバルブ(ドットコムバブル)にすごく類似しています。
もちろん、ナスダック100指数の中でも業績が伴って上昇している企業はありますが…
ITバルブ(ドットコムバブル)に当てはめて考えてみます。
今回はわかりやすいようにレバレッジなしで考えていきます。
これで1つ目の問いに対する答えが明確にわかります。
「レバナスは下がってもガチホ(長期保有)」
16年も上がらない商品を持ち続けられる投資家はほぼ皆無だと思います。
元も子もないことを言いますが、ガチホどころかそもそもこういう商品に投資してガチホしようと思っていること自体が無理ゲーだと思います。
2つ目の「下がった今が買い時」について
本当に大底で買えていない限り結局は同じことだと思います。
かなり下がったところで買えたとしても、なんだかんだで10年くらい保有しないと完全には買値を上回っていません。
結局は業績を伴わず、将来の成長期待だけで株価がどんどん上がっている銘柄には個人的には手を出さない方がいいと思います。
整理すると…
レバナスは避けて通った方がいいと思います。
なんで人気化する商品はこういう商品ばかりなんでしょうか…悲
そもそもレバレッジ(2倍の値動きをする)がかかっている商品を精神的に長期保有できる人は本当にいるんでしょうか?
レバレッジにかかる費用がゼロだと考えたとしても。
人気があるのでいい商品と考えるのは失敗の第一歩です!
いろいろ書いていて感じることは、資産を築こうと思ったら如何に失敗しないかが一番重要だということを痛感します。