得票数トップ!! eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)

#184

こんにちは、チャーリーです!

以前にもブログで触れたことがありますが、「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year2020」が2021年1月16日に発表されました。

 

得票数が一番多かったファンド(投資信託)はタイトルで書いてますけど、「eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)」でした。

しかもこのファンドは2019年も得票数が一丸多かったファンドなので2年連続優勝ファンドなんです!

 

ファンドの特徴

日本を含む先進国および新興国の株式市場の値動きに連動する投資成果をめざします。

 

当該ファンドの設定来の値動きを見てください。

設定日:2018年10月30日

 

2020年3月のコロナが最初に流行した時は大きく下がっていますが、その時以外はおおむね安定して右肩上がりになっています。

 

次はいつも通り、市場平均であるS&P500と比較したいと思います。

同じ期間のS&P500の値動きを見てください。

 

!!!

またしても…設定来の上昇率で見ると市場平均であるS&P500の方が上がっています。

またしてもというのは、過去の「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year」でも全く同じ結果だったんです。

詳しくは過去ブログ(投信ブロガー VS 市場平均)を参照してください。

 

しかもコロナ下落時の下落率はS&P500と同じくらいです!

上昇するときは上昇率が低く、下落するときはS&P500と同じ下落率だったらどっちに投資したいですか??

 

なぜこのようなことが起きるかというと…(個人的な意見)

当該ファンドの2020年12月30日時点の月次レポートを見たらわかります。

月次レポートはこちら

赤丸で囲ってあるところを見ると組み入れ銘柄数が2,985銘柄になっています。

一言で言うと、「分散しすぎているんです!」

 

投資比率が一番多いアップルで考えてみます。

アップルの投資比率が3.8%です。

当該ファンドが設定された2018年10月31日からのアップルの上昇率を見ると…

2018年10月30日のアップルの終値:53.33ドル

2021年1月19日のアップルの終値:127.83ドル

※ 株価は分割調整後で表示しています。1:4に株式分割しています。

 

この期間に2.39倍になっているんです!!

ただ、分散しすぎているせいで全体からすると5.282%しか影響を与えていないことになります。

 

過去ブログで書いた通り、過度に分散をしてしまうとデメリットの方が大きくなります。過度に分散してしまうと、下落した時の分散効果はたいして発揮してくれません。むしろ今回のケースのように上昇した時に上昇分を享受できなくなってしまいます。

※ 他にもデメリットがあるので分散投資のことは過去ブログ(どれくらい分散するのがいいのか??)をぜひ見てください。

 

 

整理すると…

やっぱり投信で市場平均を上回るのは至難の業ということがわかりました。

もちろん全ての投信がダメということではないですが、データによると市場平均であるS&P500を1%でも上回っている投資信託は全体の2.5%ほどしか存在しません。

自分が保有している投資信託がその勝ち組の2.5%の中に入っている投資信託ですか??

どっちにしても97.5%の投信は市場平均よりも劣っています。

このデータはバートン・マルキール氏著「ウォール街のランダムウォーカー」に書いてあります。

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