えっ!? ライバル企業が現れない業界がある??

#145

こんにちは、チャーリーです!

タイトルにも書きましたが、ライバル企業がこれから現れない業界であれば投資する上でこれ以上安心できることはないですよね?

 

そういう業界は世の中に存在します!

その1つが信用格付け業界です!!

 

世界規模での代表的な信用格付け会社と言えば3社しかありません。

「ムーディーズ」「スタンダード&プアーズ(S&P)」、「フィッチ」だけです。

※ フィッチは規模的に他の2社よりだいぶ小さい。ムーディーズ、S&Pの2強と考えてもいいです。

 

今回は参入障壁が高い業界の株はどうなっているのか?を見ていきたいと思います。

※ ムーディーズだけを調べたのは深い意味はなく、バフェットが投資しているからという理由なだけです。

 

まずは株価推移を見てください。

 

2008年のリーマンショックの時は、サブプライムローンへの格付けに対して世間からの風当たりがかなり強かったので株価は一時的に下がっていますが、基本的にはずっと右肩上がりです。

 

次に業績を見てみます。

以下のデータは全てムーディーズのホームページ内にある年次報告書から数字を拾いました。

年次報告書はこちら

 

 

2016年にサブプライムローンの格付けに対する和解金を8億6400万ドル(約907億円)支払ったのでその時は業績が落ち込みましたが、基本的には安定して推移しています。

また営業利益率が40%前後あるってすごい…

 

キャッシュフローの推移です。

 

2017年に企業データ提供会社のビューロー・ヴァン・ダイク社を買収したので、2017年だけフリーキャッシュフローが大きくマイナスになっていますが、これはムーディーズの企業価値を上げる買収なので全く気にする必要がありません。

 

次に配当金の推移です。

 

基本的には増配基調を続けています。

 

 

今までは順調でしたけど、コロナの影響はどうだったのか?

 

 

コロナでマイナスになるどころか、去年よりも業績は良くなっています!

 

また、潤沢にあるフリーキャッシュフローを活用して自社株買いもしています。

 

このようにライバル企業がS&Pしかいないので、営業利益率が高く、設備投資の必要がない業界のためフリーキャッシュフローが毎年潤沢に発生しています。

その潤沢にある資金を活用して、増配M&A自社株買いを行って企業価値を上げているのがムーディーズという会社です!

 

 

整理すると…

信用格付け業界は、簡単に参入できる業界ではないためライバル企業が現れない業界です。

そのため営業利益率を高く保つことができ、キャッシュフローが潤沢に発生します。途中にも書きましたが、設備投資の必要がないため企業価値を高めるために増配、M&A、自社株買いを積極的に行うことができます。

長くなるので詳しくは書きませんでしたが、ムーディーズはほぼ毎年のように企業買収をしています。

これぞ長期投資向きの銘柄と言った感じです!

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