2021年第1四半期 決算発表:マコーミック
#237
こんにちは、チャーリーです!
この前のブログ(バブル崩壊に備える!)で、過去のバブル崩壊時の業績を調べましたが、その中でマコーミックとウォルマートだけがITバブル崩壊の時も、リーマンショックの時も両方増益になっていました。
そのマコーミックが2021年3月30日に2021年度の第1四半期決算を発表したので、決算内容を確認したいと思います。
その前にマコーミックの株価推移を貼り付けておきます。
月日が経つにつれて着実に株価が上がっていることがわかります。
マコーミックについては過去ブログ(ガソリンスタンドのおじさん銘柄:マコーミックとは…)でも書いているので参照してください。
それでは今回発表された決算内容を調べていきます。
以下の表はすべてマコーミックの年次報告書と四半期報告書から数字を拾って作成しています。
マコーミックの年次報告書と四半期報告書はこちら
売上高・営業利益・純利益
この3項目すべてで前年同期比よりも伸びている。
次に地域別の売上高を見てみます。
これも全ての地域で売上高が伸びています。
なぜ前年同期と比べて業績が伸びているかというと…
2020年度に買収したメキシコのチリソース大手のチョルーラ社(買収額:8億ドル)とFOMA社(買収額:7億1000万ドル)の業績が寄与しているからです。
このようにマコーミックは世界の香辛料メーカーをどんどん買収して企業価値を上げていっています。
過去のブログでも載せましたが、マコーミックの傘下ブランドは以下の通りです。
小さすぎてわかりづらいですがご容赦ください。
過去の業績も載せておきます。
景気が不況になったからといってマコーミックの業績が落ち込むということはほぼないと考えてもいいと思います。
こういう企業がまさしく長期投資に向いている企業だと思います。
整理すると…
長期投資をする上ではマコーミックは1つの選択肢に入ってくると思います。企業買収を繰り返したり、33年間連続で配当金を増配をして株主価値を上げています。
冒頭ではITバブル崩壊、リーマンショック時に増益になっている企業はマコーミックとウォルマートと書きましたが、ウォルマートは今回のコロナ禍では減益になっています。