2023年6月-9月期 決算発表:メタ・プラットフォームズ
#828
こんにちは、チャーリーです!
前々回のブログ(2023.10.31 資産公開)でメタ・プラットフォームズ(旧フェイスブック)の株価が下落前の水準付近まで戻ってきたと書きました。
今回のブログでは2023年10月25日に発表された第3四半期決算の発表内容を書いていきたいと思います。
その前に株価推移から見てみます。
改めて見ると恐ろしいくらい高値から下落しています…汗
結果論ではなく、なんでこんなに株価が下がったのにメタを売らずに辛抱できたのかというのが決算内容を見ればわかります。
それではさっそくメタ・プラットフォームズの第3四半期の内容を書いていきたいと思います。
以下の表はすべてメタ・プラットフォームズの四半期報告書から数字を抜粋して作成しています。
四半期報告書はこちら
まずは純利益から見ていきます。
第3四半期
過去の第3四半期と比較すると過去最高益を更新しています。
次は1月~9月の累計純利益を見てみます。
9ヵ月間の累計だと2021年の方が純利益が大きいですが…
EPS(1株あたりの利益)でも見てみます。
第3四半期
当然EPSも四半期ベースだと過去最高を更新しています。
1月~9月の累計EPS(1株あたりの利益)を見てみます。
上記のこの情報だけだと2022年に大暴落した時に辛抱できません。
私が辛抱できた一番の理由はアプリの利用者数の推移を見ていたからです。
メタの利益の源泉はファミリーアプリからの広告収入なので。
一部広告収入以外の収入もありますが。
ファミリーアプリとは
フェイスブック、インスタグラム、ワッツアップ、メッセンジャーのことです。
実際のアプリ利用者数を見る前に言葉の整理をしておきます。
デイリーアクティブユーザー数:毎日アプリを利用している人の数
月間アクティブユーザー数:1ヶ月に1度はアプリを利用する人の数
ファミリーアプリ:前述を参照
最初はフェイスブック単体のデイリーアクティブユーザー数
2021年第4四半期は100万人アクティブユーザー数が減っていますが、その後は順調に増え続けています。
今回も3ヵ月間で2,100万人増えています。
次はフェイスブック単体の月間アクティブユーザー数
続いてファミリーアプリのデイリーアクティブユーザー数を見てみます。
この3ヵ月間で7,000万人増えています。
フェイブックグループの何らかのアプリを使っている人が34.1億人もいるって本当にすごいです。
ファミリーアプリの月間アクティブユーザー数
このアクティブユーザー数を見て何が言えるのかというと、いろんな逆風が吹き荒れましたが利用者は離れていないということです。
離れていないどころか利用者数が増えているんです。
この事実を知っていたので株価が大暴落しても辛抱できました。
株価しか見ていなかったら辛抱することは無理だったと思います。
整理すると…
メタは四半期ベースだと純利益・EPS(1株あたりの利益)が過去最高を更新したので本当に安心しました。
フェイスブックはオワコンとかいろいろ言われていますが、憶測に基づいて判断せず、ちゃんと公式に発表されているアクティブユーザー数を確認すると不安になりにくくなり、長期で保有できます。
もちろんこのことはメタに限ったことではありません。