2022年度 本決算発表:メタ・プラットフォームズ

#762

こんにちは、チャーリーです!

2023年2月1日にメタ・プラットフォームズ(旧フェイスブック)が2022年度の本決算を発表しました。

 

メタの決算発表は忘れもしません。

去年の2月2日に2021年度の本決算の発表がありました。

当時書いたブログを見ると、決算発表を受けて1日で26.39%も株価が下落したんです。

まさしくTHE 虎舞竜の「ロード」です。

♬ちょうど1年前に……昨日の事のように今はっきりと想い出す。

 

 

今回はどうだったのか見てみます。

時間外取引:20.16%高の183.99ドル

ナイス!!

この先どうなるかはわかりませんが、とりあえずの私の気持ちとしては、小泉純一郎さんじゃないけど「痛みに耐えて、よく頑張った。感動した!」って感じです。

 

それでは決算内容を調べてみたいと思います。

以下の表はすべてメタが決算発表時に公表した数字を抜粋して作成しています。

 

純利益

   

 

EPS(1株あたりの利益)

 

 

この決算で好感されて株価が時間外で20%も上がった理由は、四半期ごとの業績を見ると納得します。

純利益

 

2022年1-3月から続いていた3四半期連続の減益が止まったからです。

前四半期(2022年7-9月)と比べると増益になっているのがわかると思います。

 

EPS(1株あたりの利益)

純利益と同じです。

3四半期連続でEPSが減少していましたがやっと止血しました。

 

 

次はなぜ止血したのかを調べてみます。

利用者数から見ていきます。

用語の説明

デイリーアクティブユーザー数:毎日アプリを利用している人の数

月間アクティブユーザー数:1ヶ月に1度はアプリを利用する人の数

ファミリーアプリ:フェイスブック、インスタ、ワッツアップ、メッセンジャーのこと

 

まずはフェイスブック単体のデイリーアクティブユーザー数

3ヶ月間で1600万人増えて、ついに20億人に達しました。

 

次はフェイスブック単体の月間アクティブユーザー数

500万人増えて29億6300万人になっています。

 

 

ファミリーアプリの利用状況も見ていきます。

ファミリーアプリのデイリーアクティブユーザー数

ファミリーアプリのデイリーアクティブユーザー数も3000万人増えています。

 

ファミリーアプリの月間アクティブユーザー数

3000万人増えて37億4000万人です。

毎回思いますが、フェイスブックグループのアプリを37億4000万人も使っているってすごいですよね!

 

 

ユーザー数が増えているのも良いことですが、ただユーザー数が増えただけではないんです。

決算発表説明会の時にマーク・ザッカーバーグCEOが発言した内容をいくつかピックアップしてみます。

「FacebookとInstagramでのリール(短編動画)の再生回数は、昨年1年間で2倍以上になりました。また、人々がリールを再共有するというソーシャルコンポーネントはさらに早く成長し、この6ヵ月間で両方のアプリで2倍以上になりました」

「Facebookでのマネタイズ効率は、この6ヶ月で2倍なりました」

 

メッセンジャーアプリの収益化についても言及しています。

「ワッツアップ・ビジネス・プラットフォームに多くの企業が利用し続け、顧客の質問に答えたり、最新情報を送ったり、チャットで直接販売したりできるようにしています。例えば、フランス航空は問う条件やその他のフライト情報の共有にワッツアップを使い始め、22ヵ国・4言語で展開しています」

 

 

今まではメッセンジャーアプリでどうやって収益化するのかが私はあんまり見えていませんでしたが、メッセンジャーアプリの有料プランに各企業が登録することで収益化しているみたいです。

リールでの広告収入とメッセンジャーアプリでの収益が改善してきているので、「今ビュンビュン吹いている逆風も今年末か来年初めにはほぼ中立になる見込み」と言っています。

 

 

整理すると…

メタは本業に吹いていた逆風にうまく対処できているので最悪期は脱したと思います。

本業が回復基調にあるんならもう慌てることは全くありません。

時間はもう少しかかるかもしれませんが安心しました。

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