2022年3月-6月期 決算発表:メタ・プラットフォームズ

#631

こんにちは、チャーリーです!

私の保有株のメタ・プラットフォームズ(旧フェイスブック)が2022年7月27日に2022年度第2四半期決算の発表を行いました。

 

メタは2022年に入ってから逆境ばかりでハッキリ言っていいことがありません。

今回の業績はどうだったんでしょうか??

そもそもメタ自身が3ヵ月前に予想していた業績予想も良い内容ではなかったのですが…

 

まずは株価推移から

      

2022年2月に発表があった2021年度の本決算の発表を受けて急落してしまいました…泣

 

 

今回発表された業績を調べてみたいと思います。

以下の表はすべてメタ・プラットフォームズの四半期報告書から数字を抜粋して作成しています。

四半期報告書はこちら

 

売上高

 

純利益

これで3四半期連続で前年同期比を下回ってしまいました。

前年同期比で35.66%減益になりました。

本当に逆風がビュンビュン吹き続けています。

 

 

次は今期の6ヵ月間の累計を調べてみます。

売上高

 

純利益

少し前のブログ(増収ではなく、増益に注目すべき)で書いた事例そのままの状態になってしまってます。

売上高は過去最高額を更新していますが、純利益が減益になっているので株価が上がらないんです。

 

 

ここで終わってしまうと良いことなしの決算発表になってしまいますが、もちろん良いこともありました!

私の中で一番いい兆候だと思ったことは「ファミリーアプリ全体で配信された広告の表示回数」です!

※ ファミリーアプリとは、フェイスブック、インスタブラム、ワッツアップ、フェイスブックメッセンジャーのことです。

具体的な広告表示回数は公表されていないですが、前年比で15%増加したと発表されました。

広告表示回数が増えたというとは、それだけ利用者・利用時間が長くなったという証拠です。

 

しかも、マーク・ザッカーバーグCEOが決算発表のときに、「フェイスブックのエンゲージメントの傾向は概して当社の予想を上回っており、リールの力強い成長がフェイスブックとインスタグラム全体のエンゲージメントを促進し続けています」と発言したことを考えると逆境下にも関わらず、かなりいい方向に進んでいるのがわかります。

 

フェイスブックのエンゲージメントというのは、投稿に対して「いいね!」、シェア、コメント、クリック(写真・リンク・その他)といった4種類のリアクションの合計値のことです。

このエンゲージメントがメタの予想を上回っているので、かなりいい傾向だと思います。

 

 

じゃーなぜ広告収入が伸び悩んでいるのかというと…

「広告単価が下がったから」なんです。

こればっかりは歴史的な高インフレで広告主が広告に資金を振り分ける余力が少なくなっているので仕方がないんです。

逆に言うと、インフレが収まって経済状況が通常に戻れば広告単価が上がってきます。

 

 

最後に会員数を確認して終わりにします。

デイリーアクティブユーザー数:毎日アプリを利用する人の数

マンスリーアクティブユーザー数:1ヶ月に1度はアプリを利用する人の数

 

フェイスブック単体のデイリーアクティブユーザー数は増えています。

 

マンスリーアクティブユーザー数が減っているのは、マーク・ザッカーバーグCEOが決算発表時に「ウクライナ戦争に関連するインターネット遮断の影響でマンスリーアクティブユーザー数は減少することが予想されていた」と述べているので、さほど気にしなくてもよさそうです。

 

 

 

 

整理すると…

業績自体はかなり厳しい内容でした。

ただ、メタは今若者に人気になっているショート動画(リール)を全世界で使えるようにしたりした結果、フェイスブックのエンゲージメントが予想を上回る勢いになってきたり、それに伴って広告表示回数も前年比15%増加しています。

逆境下でこれだけ改善しているので過度に悲観的にならなくてもよさそうです。

ただ、第3四半期決算も売上高が260~285億ドルになる(前年比:減収)とメタのCFO(最高財務責任者)が言ったので、もうしばらくの辛抱が必要です…

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