ユナイテッドヘルス下落中

#914

こんにちは、チャーリーです!

私のオススメ銘柄の1つであるユナイテッドヘルスが下がっています。

このブログを書いている4月4日時点ではユナイテッドヘルスの株価は本当に少しですが割安になっています。

 

とはいってもなんで下落したのかわからないと不安が先行して投資しにくいと思います。

今の下落は割高だった株価が調整のために下がっているわけではありません。

ユナイテッドヘルスは下がる前から全く割高ではありませんでした。

 

下がった理由は

「バイデン政権が2025年のメディケア・アドバンテージ・プランへの支払いを当初の案に据え置いたことが原因です」

この制度を知らない人からすると意味不明だと思います。

偉そうに書いている私も今回調べるまで知らなかったです。

 

まず、「メディケア・アドバンテージ・プラン」とは何かを書いていきます。

アメリカは日本と違って国民皆保険ではないので医療費が10割負担になるので民間の医療保険に加入しないといけないというのは知っていると思います。

ここでのポイントは「国民皆保険ではない」です。

 

アメリカは皆保険制度はないですが、公的健康保険制度は存在します。

公的な健康保険制度は2種類あります。

低所得者向け健康保険プラン:メディケイド

65歳以上または65歳未満の障がい者向け健康保険プラン:メディケア

上記対象者にはアメリカ政府が医療費を負担してくれます。

自己負担率はまちまちです。

 

今回はメディケアのことです。

メディケアにもパートA~パートDまで4種類ありますが、ユナイテッドヘルスが関係しているのはパートCです。

パートCは政府から認定を受けた民間医療保険会社が保障を代替するプランです。

 

パートCをすごく簡単にいうと、ユナイテッドヘルスが政府が負担すべき医療費を立て替えます。

今回の焦点はまさしくここです。

その立て替えていた医療費を政府がどれくらい負担して支払ってくれるのかがポイントなんです。

この政府が支払ってくれる医療費は去年よりも多くなっていますが、当初の案に据え置いたことが業界的に異例中の異例だったみたいです。

過去10年間で1回しか据え置きがなかったらしいです。

業界慣習からすると政府からの支払い額は上方修正されるのが一般的でした。

 

平易にいうとユナイテッドヘルスの負担率が大きくなるので株価が下がりました。

このニュース自体はたしかにユナイテッドヘルスにとっては良くないニュースですが、そのおかげで株価が下がったので少しだけとはいえ割安になったのは間違いないです。

2024年4月16日に2024年1-3月期の決算発表がありますが、その業績次第ではもっと割安になる可能性も考えられます。

これは株価が下がるんじゃなくて、EPS(1株あたりの利益)が増加することによって割安になるということです。

 

 

整理すると…

「メディケア・アドバンテージ・プラン」はアメリカの制度のことなのでわかりづらかったかもしれませんが、心配するような出来事ではないと思います。

こういうニュースや株価下落に振り回されるのでなく、チャンスだと思ったらどんどん買ってください。

亡きチャーリーマンガーの言葉を思い出してください。

「そこそこの事業を素晴らしい価格で買うのではなく、素晴らしい事業をそこそこの値段で買った方がいい」

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