過去10年を振り返って思うこと
#230
こんにちは、チャーリーです!
ここ最近、運用・投資のことでいろんな人と話していてすごく感じることがあります。
ちなみにこれは自分の証券会社人生の反省点でもあるので自戒の念を込めて書いていきます。
それは、「過去10年間で市場平均が3倍になっているのに、投資家の資産が3倍になっていない」ことです!
わかりやすように日米の市場平均の過去10年の株価推移を載せます。
S&P500
日経平均株価
※ 日経平均株価も過去10年でS&P500と同じく3倍になっているので、日経平均株価に投資しても大丈夫ですということではないので、気を付けてください。今後の10年間も再現性があるのかどうかを考えたら、人口が減って、消費がどんどん減っていくことが安易に予想できる日本株は過去10年間を再現できる可能性は極めて低いです。
日米ともに過去10年で約3倍になっていることがわかると思います。
もし、10年前から投資ししている人がいれば自分自身の資産がどうなっているのか比べてみてください。もちろん自分の知っている人でもいいです。
私の予想では投資資産が10年で3倍になった人は全体の1~2%くらいだと思います。もしかしたらもっと少ないかも…
これって冷静に考えたらすごく不思議と思いませんか??
S&P500にしても日経平均株価にしても、あくまで市場平均にすぎないんです!
「なんで平均に勝てない人がこんなに多いの??そんなバカな」と思う人が多いと思いますが、これが現実なんです!
なんでこんな現象が起こるかというと…
「売り買いを繰り返すからなんです!」
自分の相場観を過信したり、証券会社や銀行の営業員を信じて投資している人はご幣を恐れず言うと、例外なく市場平均よりを下回っていると思います。
※ ジェイコム男と言われているBNFみたいな天才がいることは承知しています。
これはアクティブファンドと言われている市場平均を上回るために善意で積極的に売り買いを繰り返している投資信託も同じことです。
詳しくは過去ブログ(投資信託がダメな理由)を参照してください。理解できると思います。
アクティブファンドで市場平均を上回る投資信託は全体で1%くらいしか存在しないと言われています。
こういうことを書くと「じゃーどうすればいいの?」と言われそうですけど、答えは簡単です。
売り買いすることをやめればいいんです!!
「長期で持ってもいい商品(銘柄)を長い間持つ」これだけでいいんです。
整理すると…
以前にも似たような記事を書いたことがありますが、今ならまだ相場状況がいいので間に合うと思ったので再度書きました。
ポイントは「長期で持ってもいい商品(銘柄)」ということです。単純に日経平均株価は長期で投資してもいい商品ではないです。それは上記している理由があるからです。
一か八かで投資するとか、なんとなくテスラが今後は良さそうだからとか、ビットコインをみんなが買っているからというのは、投資をする理由にならないことを知っているだけでもぜんぜん違うと思います。