ミス・ショットをできるだけ少なくすること

#856
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
チャーリーズトピックス
年末に私にとっては大きなセミナーが決定しました!
経営者交流会のメンバーが声を掛けてくれたんですが、FP(ファイナンシャルプランナー)向けの投資セミナーの講師をすることになりました。
参加者は30人~40人らしいので、証券会社時代にセミナー講師をやったとき以来の規模です!
話す内容はいつもと同じなので問題ないですが、いつものセミナーより人数が多いので緊張との勝負になると思います。
日にちは5月18日です。
それでは本題に入ります。
年末年始で「敗者のゲーム」という本を読みました。
チャールズ・エリス【著】、鹿毛二十、鹿毛房子【訳】、日本経済新聞【出版】
この本におもしろいことが書いてあったので紹介したいと思います。
「敗者のゲーム」とは
…アマチュアのテニスは敗者のミスによって決まる「敗者のゲーム」です。
投資の世界でもミスをしない人が勝利します!
このことは実体験としてすごく理解できます。
ミスをしないためには頻繁に行動しないことです。
実生活や仕事ではノープレーノーエラーは褒められることではありませんが、投資の世界では行動すればするほどミスが多くなるのでやったらいけません。
本には他にも例が載っています。
そのまま抜粋します。
軍事問題を専門とする歴史家サミュエル・エリオット・モリソン提督が『戦略と妥協』で同様の指摘をしている。
「戦争ではミスは避けられない。軍事的決定を行う際には、敵の戦力と計画を推定するが、それは間違うことも多い。よく考え抜かれた作戦も決して完璧ではなく、しばしばあまりうまくいかない」
「戦争では他の条件が等しければ、戦略上のミスを最小にする側が勝つ」
これを読んであることを思い出しました。
三国志で蜀の超絶優秀な武将である馬謖(ばしょく)が諸葛孔明の指示を無視したために惨敗しました。
たった1つのミスで負けたんです。
このミスの処罰で馬謖は処刑されました。
そのとき生まれたのが「泣いて馬謖を斬る」という言葉です。
もう1つ「敗者のゲーム」の例が本に載っています。
これを紹介して終わりにします。
ゴルフの話です。
トミー・アーマーは『ベスト・ゴルフ』の中でこう述べている。
「勝つために最善の方法は、ミス・ショットをできるだけ少なくすること」
これも激しく同意します。
投資の世界ではうまく立ち回ろうとすればするほどミスしてしまいます。
そのことを知っているか知らないかで運用成果が大きく変わってくるので知っていて損はないと思います。
整理すると…
「敗者のゲーム」にならないようにするためにはミスをしないことです。
ミスの回数を減らすためには、行動を減らすしかありません。
途中でも書きましたが、実生活や仕事とは分けて考えないとすんなり頭の中に入ってきません。
投資の世界では行動が少ない方がいいんです!
つまり、長期投資ということです!!
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