2022年バフェットの「株主への手紙」:チャーリー・マンガー編
#782
こんにちは、チャーリーです!
3連チャンで2023年2月25日に公表されたウォーレン・バフェットが毎年書いている「株主への手紙」について触れていきたいと思います。
株主というのは、バフェットが会長を務めているバークシャーハサウェイ社(以下バークシャー)の株主のことを指しています。
「株主への手紙」について書くのは今回が最後になりますが、この「株主への手紙」の一番最後に書かれていることを書いていきたいと思います。
~素晴らしいパートナーを持つことに勝るものはない~
上記タイトルの章です。
※ 以下で出てくるチャーリーとはチャーリー・マンガーのことです。
バフェットいわく、「チャーリーと私はほとんど同じことを考えています。しかし、私が1ページかけて説明することを彼は1文で要約してしまう。しかも、彼の文章はいつもより明確な理由づけと、より芸術的な(ある人はぶっきらぼうともいう)表現がなされている」
それくらいバフェットはチャーリー・マンガーのことを信頼・敬愛しています。
そのチャーリー・マンガーの考えを最近のポッドキャストから抜粋されたものが「株主への手紙」の最後に載っています。
チャーリー・マンガーの15の考え方が掲載されていますが、いくつかだけ抜粋してみます。
「世の中は愚かなギャンブラーばかりで、忍耐強い投資家ほどうまくいかない」
→ ギャンブル的な思考で投資して、そのやり方を粘り強くやっている人ほどうまくいなかい。
「知りたいのは自分がどこで死ぬかだけだから、そこには絶対行かない。~中略~」
→ これはチャーリー・マンガーの本を読むと似たような表現がかなり出てきます。チャーリー・マンガーはどうやったら投資で損するかを徹底的に考えます。そしてその損するやり方を徹底的に避けます。そういうことだと思います。
「忍耐力は身につけることができます。注意力が高く、一つのことに長時間集中できることは大きな強みです」
「素晴らしい会社はあなたがいなくなった後も働き続けますが、平凡な会社はそうはいきません」
「ウォーレンと私は、市場の喧騒に目を向けることはありません。長期的に良い投資対象を探し、それを頑固に持ち続けるのです」
「投資において100%確実なものはない。したがって、レバレッジの使用は危険である。素晴らしい数字の羅列にゼロを掛けたものは常にゼロになる」
→ 簡単に言うと、借金で投資したらいけないということ。
バフェットは上記のようなチャーリーの考え方に私なりのルールを付け加えようと言って書いてあることがあります。
「できれば自分よりも少し年上のとても頭のいいハイグレードなパートナーを見つけて、その人の言うことを注意深く聞くことです」
これこそバフェットとチャーリー・マンガーの関係性を如実に表していると思います。
整理すると…
チャーリー・マンガーはいつもユーモアにとんだ(皮肉たっぷりの)発言をすることで有名ですが、私はチャーリー・マンガーの考え方がすごく好きなんです。
例えば仮想通貨についてはこのような感じです。
「胴元が儲けのほぼすべてを持っていく賭博契約だ」
「詐欺と妄想の悪い組み合わせだ」
「通貨でも商品でも有価証券でもない」
口は悪いですが、いつも本質をついています。
チャーリー・マンガーからは学ぶことが多いです。