今こそ冷静になろう

#515

こんにちは、チャーリーです!

だいぶ前のブログで投資信託の平均保有期間のことを書いたことを覚えていますか??

 

簡単に振り返ります。

金融庁が発表した「投資信託等の販売会社に関する定量データ分析結果」という資料に投資信託の平均保有期間が載っています。

その資料を一部抜粋すると…

 

投資信託の平均保有期間

主要行等でが一番長くて3.8年なんです。

一番短いネット系証券会社だと、たった1.8年しか保有していないんです。

 

個人的な見解ですが、これは投資信託に限ったことではないと思います。

「個別銘柄投資」でも「積み立て投資」でも似たり寄ったりの結果になっていると思います。

 

元々の私の考えでは「営業員が手数料ほしさに長く保有させていない」と考えていましたが、今みたいな相場環境に直面すると、長期投資・長期保有ができない理由がよ~くわかります。

営業員の営業姿勢の話だけではないということです。

 

この相場を本当にほったらかし戦法で乗り切れる人が何%いると思いますか??

こればっかりはデータが何もないので完全な想像になります。

まだ相場が落ち着いたわけではないですが、今の時点で1銘柄たりとも売却していない人は10%もいないような気がします。

 

だからこそ今一度、冷静になりましょう!

年間ベースで株価が下がった年は過去に何回あるのかを調べてみたいと思います。

1950年からのS&P500を遡って調べてみます。

すごく大変そうだけど…汗

 

時間はかかったけど何とか調べ切りました!

さっそく見てください。

1950年~2021年なので過去72年間のデータです。

人によって感じ方は違うと思いますが、個人的には「えっ!?年間ベースで株価が下がったのってこれだけしかないの??」と思いました。

72年間のうち19回しか下落していません。

しかも、2年以上連続で下落したのは2回しかありません。

 

1973年1974年の2年連続の下落は、1973年に第一次オイルショックが起きたことで下がりました。

2000年2001年2002年の3年連続の下落は、ITバブル崩壊による下落です。

 

この事実を知っていれば今みたいに先行きが不安な時でも我慢ができる人が増えると思います。

過去の状況を調べて、その事実を知ることで冷静になれましたか??

 

もっと冷静になって上記の表を見ると、今までまったく気付いてなかったことに気付きました。

3~4年に一度は騰落率がマイナスになっています。

ここ直近で見ても2008年、2011年、2015年、2018年がマイナスになっています。

そう考えると今年の下落はいつも下落サイクルに当てはまります。

 

ただ、なんでこの似たようなサイクルでマイナスになっているのかは不明です。

理由は全くわかりません…

 

 

整理すると…

長期投資・長期保有を断念する理由は、「下落相場長続きして、持っていたら損が膨らむかも…」って思って途中で売却するケースが多いと思います。

ただ、今回調べたように下落相場はそんなに長くは続いていません。

しかも、3年~4年に一度は下がっています。

焦らなくても、慌てなくても大丈夫です!

やまない雨はありません!!

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