リーマンショック時のEPS(1株あたりの利益)の推移

#699

こんにちは、チャーリーです!

昨日のブログ(最悪なケースを考えておく)で、私がオススメしている銘柄は100年に一度の金融危機と言われていたリーマンショックの時でさえ、元の株価水準に2年弱で戻ったと書きました。

それってたまたまリーマンショックの時はそうなったけど、今回はどうなるかわからないと思う人も中にはいると思います。

 

リーマンショック時がたまたま運が良かっただけなのかどうかはEPS(1株あたりの利益)を調べたらわかります。

なぜかというと…

「株価は長期的に見るとEPSと連動する」からです。

→ 短期的には全く連動しません。

 

 

2005年からのEPS(1株あたりの利益)の推移を調べてみます。

調べる銘柄は以下の通りです。

S&P500

アップル

コストコ

ヤムブランズ

※ 当時S&Pグローバルは特殊要因があったので今回は省きます。

 

 

さっそく調べてみます。

EPS(1株あたりの利益)の推移を見るときのポイントは以下の2つです。

・リーマンショックの2008年・2009年にEPSがどう推移しているのか??

・EPSが元の水準に戻るまでどれくらいかかっているのか??

 

 

まずはみんな大好きS&P500から

  

S&P500はリーマンショック前の水準まで株価が戻ってくるのに約5年6ヵ月弱かかりました。

その理由はEPS(1株あたりの利益)がリーマンショック前の水準まで戻るのに約6年かかっているからです。

 

 

次はアップルを見てください。

リーマンショックの時はEPS(1株あたりの利益)が全く減少していません。

むしろ増加しています。

これを見ると、なぜ株価が早期に戻ってきたのかが納得です。

ちなみに株価は約1年10ヵ月で元の水準まで戻りました。

 

 

次はコストコ

2009年8月時点で、EPSは微減していますが、S&P500と比べたらどうですか??

EPSが微減した後、どれくらいの期間でEPSが元の水準まで戻っているのか再度見てみてください。

株価は約1年9ヵ月で元の水準まで戻っています。

 

 

最後にヤムブランズ

ヤムブランズもアップル同様、EPS(1株あたりの利益)は増加しています。

株価は約1年11ヵ月で戻りました。

 

 

このことを踏まえて、今のEPS(1株あたりの利益)を調べれば今後どうなりそうかは予想できると思いませんか??

心配する必要があるのかどうなのかがわかります。

今がちょうど決算シーズンなので決算発表された銘柄は随時調べていきたいと思います。

 

 

整理すると…

今の相場に対して過度に心配している人は2つのパターンが考えられます。

・株価しか見ていない人

・EPSを調べずに投資した

私の肌感覚だとこの2つのパターンの人が全体の9割強いると思います。

今個人投資家に大人気のS&P500にしてもそうだと思います。

株価しか見ていなくて、EPSも調べず買っている人がほぼ100%に近いんじゃないかなと…

私のオススメ銘柄は決算発表があったら随時調べていきたいと思います。

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