相場を知ることがすごく大事

#779
こんにちは、チャーリーです!
2023年2月25日にウォーレン・バフェットが毎年書いている「株主への手紙」を公表しました。
株主というのは、バフェットが会長を務めているバークシャーハサウェイ社(以下バークシャー)の株主のことを指しています。
この「株主への手紙」の1ページ目には1965年~2022年までの年率ベースでのリターンと1964年からの上昇率が載っています。
そのまま転記します。
1965年~2022年までの年率リターン(複利)
バークシャー:+19.8%
S&P(配当金込み):+9.9%
1964年~2022年までのトータル上昇率
バークシャー:+3,787,464%
S&P(配当金込み):+24,708%
訳が分からないリターンですwww
もちろん間違えて転記しているわけでもありません。
1964年に1万円分投資していたとしたら2022年に3億7874万円になっているということです。
58年もの間、大きな失敗もせず結果を出し続けているからこそバフェットは投資の神様と言われているんです。
ここで私たちがよーく覚えておかないことがあります。
先日とある会合で話した人がこんなことを言っていました。
「私は年率20%と年率30%の投資先があると紹介されたので300万円、600万円と出資したんです」
これを聞いて何を思いますか??
「それってポンジスキーム(詐欺)じゃないの??」
「年率30%だったら単純計算で3年半で資産が倍以上になるじゃん」
「そんな投資先があったら私も投資してみたい」
などいろいろ思うと思います。
ここで注目してほしいのが「年率」です!
投資の神様と言われているバフェットでさえ年率19.8%なんです。
そのバフェットの年率を超えるリターンが期待できると言われている商品は詐欺の確率が極めて高いので注意してください。
単年では19.8%以上儲かった投資先があるのはもちろん承知していますが、それは結果論として儲かっただけに過ぎないことに気付かないといけないです。
もしそのやり方に再現性があるとしたらバフェット以外の人が投資の神様と言われているはずだからです。
もし会合で話した人がバフェットの年率リターンを知っていたら、年率20%、年率30%の投資先に出資したでしょうか??
100%とは言えませんが、怪しいと思って踏みとどまった可能性はあると思います。
これは単純に相場を知っているかどうかの話だと思います。
例えば
エルメスのバッグが5,000円で売っていたらどうですか??
駅前のマンションが3万円で借りられるとしたらどうですか??
松坂牛100gが100円で売られていたらどうですか??
牛乳1ℓが20円で売られていたらどうですか??
月謝1,000円の学習塾があったらどうですか??
大多数の人が上記の例では怪しいと思って一度立ち止まって大丈夫かどうかを冷静に判断すると思います。
それはその商品の相場を知っているからです。
ちなみに年率20%、年率30%の投資先に出資した人の話ですが、ここ最近年率20%30%の配当金が支払われていないみたいです…
投資先からの言い訳もその人から聞きましたが聞くに堪えませんでした。
整理すると…
ここ最近いろいろな人に会う機会が増えたのでいろんな話を聞くことが多くなりましたが、言葉を選ばず言うと欲に駆られて冷静な判断ができない人が多いなと感じています。
正直そういう人に何を言っても聞く耳を持ってくれないので助けることができないのが残念です。
このブログを読んでいる人は気を付けてください。