2023年度 本決算発表:キッコーマン

#934

こんにちは、チャーリーです!

セミナーでいつも題材に使っているキッコーマンが2024年4月26日に2023年本決算を発表しました。

キッコーマンは私がいつもブログで書いている「人口と株価は連動する」というのをわかりやすく表してくれます。

詳細に言うと人口ではなく消費が正解ですが。

今回の決算でもそれが色濃く業績に出ているのかを調べていきたいと思います。

 

まずは株価推移から見ていきます。

   

デコボコしていますが、順調に右肩上がりが続いています。

 

 

それでは決算内容を調べていきます。

以下の表はすべてキッコーマンの決算短信から数字を抜粋して作成しています。

決算短信はこちら

 

純利益

絶好調といってもいいと思います。

たかだか醤油会社だと思ったら大間違いです。

前年比:+29.1%増益

 

EPS(1株あたりの利益)

前年比:+29.6%増益

 

 

そもそもなんでキッコーマンはこんなに増益基調が続いているのかというと…

冒頭で書いた通り、「人口と株価は連動する」からです。

それはこれを見れば一目瞭然です!

人口が増え続けている海外で売上高を伸ばし続けています。

今度は青色の国内売上高だけ注目してみてください。

ひいき目に言って横ばいです。

人口が減っている(消費者が減っている)日本国内でいくら企業努力をしても無理ゲーということがわかると思います。

悲しいですがこれが現実です。

 

もしかしたらこう思っている人がいるかもしれません。

これって円安のおかげでは…

 

もちろん円安は追い風になるので影響度合いは大きいです。

でももし為替が前年と同じ水準だとしても海外の売上高は伸びています。

決算短信を見れば具体的な数字が書いてあります。

ちなみに上記の表には載せませんでしたが、キッコーマンは2024年度の業績予想も公表しています。

海外売上高は176.64億円増収になると予想されています。

事業利益は5.97億円の増益予想です。

※ 厳密には営業利益とは違いますが、営業利益だと思ってください。

 

 

整理すると…

キッコーマンの決算は絶好調でした。

今期は為替がかなり追い風になったのはたしかですが、為替の影響を除いても海外事業の事業利益が前年比で+18.9%増益になっているので本業自体が堅調なことがわかります。

今後もキッコーマンはチェックしていきたいと思います。

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