2024年3月期 中間決算発表:キッコーマン

#848

こんにちは、チャーリーです!

セミナーを行う時に参加者の理解を深めるためにキッコーマンを使って「人口と株価の関係性」「EPSと株価の関係性」を話しています。

※ EPSとは1株あたりの利益のこと

 

そのキッコーマンが2023年11月2日に2024年3月期の中間決算を発表したので調べてみたいと思います。

ただセミナーで使う内容を調べるので、細かいところまでは調べないのであらかじめご了承ください。

 

 

まずは株価推移から

    

2014年の後半から株価が上昇基調になっています。

これは純利益・EPS(1株あたりの利益)を見ればすぐ理由がわかります。

 

純利益

 

 

EPS(1株あたりの利益)

キッコーマンはほぼと言っていいくらい自社株買いをしないので純利益と同じだと思ってください。

キッコーマンに限らず、日本企業は積極的にしかも継続して自社株買いをしている企業は稀です。

ちなみに私はそういう企業を知らないです。

 

 

2014年以降純利益・EPSが過去最高額を更新し続けている理由は、売上高を見たらすぐ理解できます。

人口が増え続けている海外で売上高を伸ばし続けているからです!

2014年に海外売上高が国内売上高を上回って以降、どんどん売上高の差が開いています。

キッコーマンの主力市場はアメリカです!

 

キッコーマンのホームページにこんなことが書いてあります。

画像引用元:キッコーマンのホームページ

注意:色付けは私がしています。

 

キッコーマンのホームページに書いてあるのでさすがにウソではないと思います。

アメリカでは「KIKKOMAN」ブランドが確立されているので、他の醤油会社がキッコーマンのシェアを奪うことは容易ではありません。

 

アメリカに次ぐ成長市場はヨーロッパ。

その次がアジア市場

今後醤油市場の発展が期待されているのが南米市場

ともホームページに書いてあります。

 

このように人口が増え続けている海外で展開してブランドを確立していっているからこそ海外売上高が年々伸びていっているんです。

 

 

再度同じグラフを見てください。

2025年度、2026年度、2027年度…と予想した時に、海外売上高はどうなっている可能性が高そうですか??

アメリカはもちろんですが、海外は今後も人口が増え続けます。

 

 

整理すると…

自分自身もそうですが、キッコーマンの例が「人口と株価の関係性」と「EPSと株価の関係性」と説明するのにわかりやすい例だと思います。

セミナーでも100%と言ってもいいくらい皆さん理解してくれます。

このブログの読者の方も是非この考え方を参考にしてください。

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