2021年10月-12月期 決算発表:キッコーマン
#494
こんにちは、チャーリーです!
日本企業で数少ないオススメ銘柄の1つであるキッコーマンが2022年2月4日に2021年度第3四半期決算の発表を行ったので調べていきたいと思います。
日本企業でオススメ銘柄が少ない理由は単純です。
日本の人口は100%の確率で今後減っていくからです。
人口が今後も増え続ける海外で売り上げを伸ばし続けている企業が少ないので、必然的に日本企業でオススメできる銘柄が少なくなります。
なぜ人口をそんなに気にするのかというと…
このように人口が増えた方が企業の利益が出やすく、イコール株高になりやすいからです。
あとに書きますが、キッコーマンは人口が増え続けている海外で売り上げをどんどん伸ばせている企業なんです。
まずはキッコーマンの株価推移から見てみます。
2010年1月4日~2022年2月4日
・キッコーマン
1,143円→ 8,730円(7.63倍)
・日経平均株価
10,654.49円→ 27,439.99円(2.57倍)
さっそく業績を調べていきたいと思います。
以下の表はすべてキッコーマンの決算短信から数字を抜粋して作成しています。
決算短信はこちら
売上高
純利益
21年度は第3四半期決算(4月~12月)なのに、去年1年間の純利益を超えています。
次に国内・海外に分けて売上高を見ていきます。
その他収益・金融収益は除いています。
2013年度に国内の売上高を超していることがわかります。
これが他の日本企業にはあんまり見受けられないキッコーマンの力です!
国内・海外にわけて営業利益も見てみます。
その他収益・金融収益は除いています。
売上高と違って国内の営業利益も伸びているので、海外の営業利益比率が大きく変わってはいません。
ただ、2009年度からの伸び率を見たらキッコーマンの凄さが一目瞭然になります。
・国内
84億5000万円→133億2200万円(57.6%増)
・海外
125億2100万円→282億2100万円(125.3%増)
冒頭にも書きましたが、日本企業で海外での売上や利益を伸ばし続けている企業はなかなかありません。
その数少ない企業の1つなので、株価が右肩上がりになっているんです。
海外でどれだけ伸びているのかを別の視点から見てみます。
キッコーマンのホームページに海外でのキッコーマンブランドのしょうゆ類の販売量推移が載っていたのでそのまま添付します。
年率で7.3%も成長しているってすごいです!
しかも、海外と言っても主力市場は「北米」です。
※ 北米だけで海外売上高の70.8%を占めています(2021年度第3四半期)。
主力はなんといっても北米ですが、欧州・アジア・オーストラリア市場でも年々着実に売り上げが伸びているので、今後もまだまだ伸びていく可能性が非常に高いです。
整理すると…
キッコーマンの業績は絶好調と言ってもいいと思います。
株価はここ半年くらい横ばいに推移していますが、現在保有している人は全く気にしなくてもいいと思います。ただの調整です。
株価だけを見ていると不安になるかもしれませんが、このように業績をちゃんと調べると不安な気持ちが薄れて長期投資が実現できやすくなります。
長期投資が実現できるということは、投資家の利益が最大化できるということです。