2024年度 第1四半期決算発表:キッコーマン

#986

こんにちは、チャーリーです!

2024年8月5日にキッコーマンが2025年度第1四半期決算の発表を行いました。

始めに断っておきますが、キッコーマンは投資を考える上ですごく参考になる銘柄ですが、残念ながらオススメ6銘柄の中には入っていません。

でも日本株の中でピカイチに優良企業だと思います。

2015年以降は毎年増配しているし。

 

まずはキッコーマンの株価推移を見ていきます。

    

以外と乱高下が激しいんです。

これこそがオススメ銘柄に入ってこない理由です。

2018年、2022年に30%以上下落しています。

あんまり下落率が大きすぎると長期保有を途中離脱する人が出てくる可能性が出てくるので避けています。

 

 

それではさっそく決算内容を調べてみたいと思います。

以下の表はすべてキッコーマンの決算短信から数字を抜粋して作成しています。

決算短信はこちら

 

純利益

前年同期比:+69.9%増

この増益率に関しては補足が必要です。

2023年4月-6月期が特殊要因で利益が圧縮されていました。

去年の2023年4月-6月期に出資持分譲渡による損失を3,381百万円を計上しています。

その損失計上がなければ去年は14,000百万円でした。

どっちにしても前年同期比で増益になっていることに違いはありませんが。

 

EPS(1株あたりの利益)

キッコーマンは自社株買いをあまりしませんが、これで自社株買いを積極的に行い始めたらEPSはもっとすごいことになります。

 

 

今まで調べたことがありませんでしたが、キッコーマンのキャッシュフローを調べてみます。

キャッシュフロー

フリーキャッシュフロー(自由に使えるお金)は少しずつですが増えていっています。

もっと積極的に自社株をすればいいのにと思います。

でも前述しましたが、このフリーキャッシュフローを活用して増配は積極的に行っています。

増配率はかなり高いです。

 

2014年3月からの増配率を年率計算すると、年率17.9%増配していることになります。

とくにここ3年間は驚異的な増配率です。

たった3年間で配当金が2倍になっています。

 

 

整理すると…

やっぱりキッコーマンは堅調な業績内容でした。

今は北米が主力市場ですが、オーストラリア・南米、ヨーロッパ、アジアでもこの調子で伸びていけばすごいことになります。

キッコーマンが海外でここまで伸びた理由は、ユネスコが「和食」を世界無形文化遺産に登録したことがきっかけになりました。

千載一遇のチャンスをものにしたということです。

1

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です