おーい! そうじゃないよ…

#458

こんにちは、チャーリーです!

ここ数年は個人投資家もアメリカ株を中心とした海外株式への投資を加速しています。

これはYouTubeでもブログでも本でも、「S&P500は歴史的にずっと右肩上がりになっているので、S&P500に投資した方がいい」という内容が散見されるからだと思います。

 

実際の数字を見ても海外株にかなりの資金が流入しています。

画像引用元:日本経済新聞(2021年12月20日朝刊13面)

 

この上記の表が掲載されていた記事は「日本株を買わない日本人」というタイトルでいろいろ書かれていますが、気になったところが2カ所ありましたのでそれを紹介したいと思います。

 

2021年12月20日朝刊13面をそのまま抜粋します。

1つ目

「日本株はもはや泥船だ」。東京都の兼業投資家、乙丸英広さん(40)は12月に入り、約1000万円分の日本株をすべて売却した。2020年はマスク関連株などで利益が出たが、今年は買った株が下がるばかり。「なぜか日本株だけ上がらない」という焦燥にかられ、不満を抑えきれなかった。

 

 

この文章を読んでどう思いますか??

私が感じとことは、「典型的な負けのパターンだな」と思いました。

これは誹謗でも中傷でもありません。

根拠はありますし、この人のことを悪く言うつもりもありません。

 

なぜ私がそう思ったかというと…

【2020年はマスク関連株などで利益が出たが、今年は買った株が下がるばかり】と書いてあるので材料株に投資していることがわかります。

さらに、2021年も材料株投資を続けている可能性が高いです。

 

2021年も材料株投資をしていると思える理由は、市場平均である日経平均株価は年初から1.01%上昇しているからです。

2021年1月4日~2021年12月17日

27,258.38円→ 28,545.68円:1.01%上昇

 

平均株価が下がっていないということは、奇をてらった投資をしていなければ損はしていないことになります。

この人は日本株を1000万分売却した後は、S&P500に連動するETFを買ったみたいです。

今後、S&P500に連動するETFを短期売買しないことを願うばかりです!

※ この人が投資の天才で、短期売買でも再現性が高く成功できるのであれば話は別

 

 

2つ目(記事をそのまま抜粋します)

東京都のサラリーマン投資家(34)は12月、運用資金の大半を日本株から米国株に移すことを決めた。「注文はスマホの米国株専用アプリ経由。ゲームのような手軽さで、帰宅後に寝転がりながらリアルタイムで売買できる」

 

 

この文章についてはどう思いますか??

私は「アメリカ株に投資すればなんでも儲かると思っていないですか??」と感じました。

【ゲームのような手軽さで、帰宅後に寝転がりながらリアルタイムで売買できる】とコメントしていることから推測すると、アメリカ株を短期で売買する可能性があります。

※ 長期投資をしようとしている人はこういう表現のコメントをしない思います。

 

100%私の妄想ですが結局、ミーム株のような値動きが激しい銘柄に投資するか、アーク社が投資しているような今後大化けする可能性のある銘柄に投資するんだと思います。

もし、そうだとしたら「おーい!そうじゃないよ…」と声を大にして言いたいです!

 

 

整理すると…

材料株に投資したり、短期売買をしたいのであれば、アメリカ株に投資する必要は全くありません。

日本株でもアメリカ株でも同じです!

なぜ歴史的に日本株よりもアメリカ株の方が右肩上がりが続いているのかという理由をおさえずに、アメリカ株に投資すると失敗する確率が高くなってしまいます。

その理由を理解せずに投資すると、アメリカ株の個別銘柄やS&P500が20%くらい株価が下落した時に、どういう行動を起こしやすいのかは火を見るよりも明らかだと思います。

2

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です