中国市場でiPhoneシェアは伸び続けている

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こんにちは、チャーリーです!

2022年12月1日に調査会社のカウンターポイント社がアップル株主にとって嬉しいレポートを発表してくれました。

 

それは2022年10月の中国市場でのスマホ販売シェアです。

iPhoneの販売を見る前に前提を確認しておきます。

 

中国市場全体

2022年10月の売上高:前月比4%減少

プレスリリースを読んでも金額ベースでは書いてなかったです。

 

中国市場全体では売上高は前月比でマイナスになっています。

そんな中アップルは前月比21%増加しました!

 

ただ、これは捉え方がすごく難しいです。

何が難しいのかというと…

・iPhone14が発売されたから前月比で売上高が伸びたという見方

・iPhone14の発売日を9月16日と例年より早めたので、その分iPhone14の売上は9月に取られているので10月のiPhone14発売の特需は軽微という見方

→ iPhone13は9月24日が発売日でした

 

まぁでも何にしても2022年10月にiPhoneが中国市場で一番売れたことは紛れもない事実です!

しかも、月間販売シェアは25%でした。

月間販売シェアが中国市場で1位になったのは2ヶ月連続です。

月間販売シェアが25%に達したのはアップル史上初めてのことです。

 

しかもこの月間販売シェアは、プレミアムスマホ(400ドル以上のスマホ)に限ったことではないんです。

全ての価格帯のスマホの中でシェアが1位になったんです。

公表はされていませんが、プレミアムスマホに限定したら販売シェアがえげつないことになっていると思います。

 

 

月間販売シェアの推移

画像引用元:カウンターポイント

 

月によってかなりデコボコしていますが、大きくシェアを伸ばしているところが新作iPhoneが発売された時です。

この表を見ると月間販売シェアが25%に達したのが初めてということがわかります。

 

ちなみに2022年10月に中国市場で一番売れた機種は「iPhone14 Pro Max」でした。

2番目に売れた機種が「iPhone14 Pro」です。

去年に発売された「iPhone13 Proシリーズ」と比較するともっと面白いです。

その前に用語の整理をしておきます。

「Proシリーズ」とは

…「iPhone Pro」と「「iPhone Pro Max」のこと

「iPhoneシリーズ」とは

…「iPhone」、「iPhone Plus」、「iPhone Pro」、「iPhone Pro Max」のこと(全機種のこと)

 

 

この「Proシリーズ」の販売が「iPhoneシリーズ(全機種)」のどれくらいの割合を占めたのかというと

iPhone13の47%

iPhone14の70%

でした。

 

どういうことかというと、「Proシリーズ」が売れまくっているということです。

この「Proシリーズ」が人気なことは以前のブログでも書きましたが、中國に限ったことではありません。

アメリカや他の国でも共通していることです。

「Proシリーズ」の容量が一番少ないタイプでも「iPhone Pro」が999ドル、「iPhone Pro Max」が1,099ドルなのでかなり高いです。

それにも関わらず、販売が好調なんです。

所得が増えていなくて、アップル社の主要地域で唯一売上高が減少し続けている日本はどうなのかはわかりませんが…

 

 

整理すると…

ネットニュースで言われているように「iPhone14の売れ行きは不調」というのを額面通り受け取ったらいけません。

事実として「iPhone14」は売れていません。

販売が好調なのは「iPhone14 Pro」、「iPhone14 Pro Max」です。

これは中国市場でも他の市場でも同じことです。

400ドル以上のスマホであるプレミアムスマホに限定するとアップルの世界シェアは60%を占めています。

アップルは好調なので変なニュースに惑わされないようにしましょう。

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