第一弾: どこで買ったら一番儲かるのか??
#164
こんにちは、チャーリーです!
銀行や証券会社が取り扱っている投資信託を買う際にどの銀行・証券会社で買ったら儲かりやすいのかがわかったら便利ですよね??
実はこれがわかる方法があるんです!
2017年3月に金融庁が「顧客本位の業務運営に関する原則」を発表しました。
この内容は以下の3つを発表するように定めたものです。
※ 販売会社を比較できる指標を作ることで、投資家が選びやすくするのが目的
・運用損益別顧客比率
・投資信託預り残高上位20銘柄のコスト・リターン(過去5年間の平均)
・投資信託預り残高上位20銘柄のリスク・リターン(過去5年間の平均)
ここで重要なことは同じ投資信託であっても、販売会社の営業の仕方で損益が変わってくるということなんです!
全く同じ商品でも保有期間やアドバイスによって運用成績は全く違う結果になってしまいます。
今回比較してみたいのは、
証券会社:野村證券、大和証券、SMBC日興証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、みずほ証券
銀行:三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行
以下のデータは各社のホームページで全て公表されています。
野村證券はこちら
大和証券はこちら
三菱UFJモルガン・スタンレー証券と三菱UFJ銀行はこちら
SMBC日興証券と三井住友銀行はこちら
みずほ証券とみずほ銀行はこちら
※ 他の金融機関も調べたい方は、「投資信託の販売会社における比較可能な共通KPI」と金融機関の名称を入れて検索したら出てきます。
野村證券
大和証券
SMBC日興証券
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
みずほ証券
三菱UFJ銀行
三井住友銀行
みずほ銀行
これを見ると嫌になってくるのは私だけ…?
儲かっている人が少なすぎると感じませんか??
1億歩譲って2020年3月末なのでコロナで一番下がっているタイミングだったと言い訳はできなくはないですが…
そこで同じく各社が発表している「投資信託預り残高上位20銘柄のリスク・リターン(過去5年間の平均)」のリターンを見ていきます。
表示されているリターンは5年平均リターンの年率換算された数字です。
過去5年間の平均なので言い訳はできないし、同じ期間のS&P(市場平均)とも比較してみます。
※ 5年以上運用実績がある投資信託が対象になっています。
これはもう言い訳の余地ゼロですね!市場平均を大きくどころじゃないくらい下回っています。
なぜこのようなことが起きるかというと…
完全に私の私見ですが
・営業員が長期投資の優位性に気付いていない
・営業員自身が何に投資したらいいのかわかっていない
そんなバカな…って思う人が多いと思いますが私の肌感覚では間違いないです!
それが証拠に営業員が自ら率先して自分のお金を運用していないからです。
iDeCoや持ち株会は別にして
整理すると…
投信を買っている人の大半が損しているのが実情でした。しかも過去5年間の相場状況は極めて良好な投資環境にも関わらずです。
こういう事実をいろんなところでオープンにすることによって気付いてくれる人が1人でも増えてくれたら幸いです!
次回は同じ資料に載っている各社の投資信託の預り残高を上位20を見ていきたいと思います。
2件のピンバック
第二弾: 投信販売各社(銀行・証券)の特色 | 必見!!失敗しないための株式投資
第三弾: ファンドラップはどうなのか?? | 必見!!失敗しないための株式投資